2021/9/21

写真編集、昼はネット工事。近い電線に高所作業用の車両をつかって線をもってくる。壁に穴をあけた。お茶をだす。えいじさんからディラン「Modern Times」LPが贈られてきた。感動。ニトリのカーテンも届く。黄昏時に海へ。白にうすく青みがかったピンク。波の音は複雑で単純、轟音かつ静か。微積の両極を行き来する。遠くから犬に吠えられた。

 

2021/9/20

​今日も晴れ。北海道の写真編集作業。そろそろプリント作業もはじめる。おばあさんから栗をいただく。栗を畳の上にばらばらとひろげる、つやつやしてる。おばあさんは今日は敬老の日でドライブにいく。カラマーゾフの兄弟ぐいぐいくる、ミーチャの延々終わらない乱痴気騒ぎはサタンタンゴを思い出す。思い起こせば確かにタルベーラはかなりドストエフスキー。

2021/9/19

とうとう晴れた。サンダルで外にでる。あおい空。海のほうから風がふく。半袖のうでに風がさわる。洗濯をしよう。布団も、めいっぱい陽のあたるところに干す。これだけで気分がいい。午後は車でいわきへ。用をすませて、ハードオフでいろいろ並んでいるが、円生の落語のレコードだけ買う、百円。道中、雪の吹く中をなんとか宿にありついて、玉子酒を飲む。熱い酒が喉をつたって腹にはいっていく音を聴く。

 

2021/9/18

楢葉町は家賃が高いので、支援金で移住を促すもうまく進んでいないもよう。建設業者や除染作業員など仕事ありきで滞在するので、それを見込んで相場が上がってしまう。夕方になると道路は車がいっぱりになりコンビニは夕飯を買い求める業者の方々で賑やか。酒の種類も豊富。一方で自分は知り合いの紹介で不動産の仕組みの外から入ったから条件が全然違う(この家賃は人に言わないほうがいいとまでいわれた)。野菜をもらうのでコンビニには行かなくなる。まったく別の平面が並行して存在している。ゲリラで資本主義の縁(ふち)をいく。恭司さんはタダで貸すっていってたなあ。

 

2021/9/16

楢葉生活、朝がだいぶ涼しくなってきた。昆布のお茶漬け、きゅうりのぬか漬け。富岡の廃炉資料館はコロナで臨時休業。連日ずっと曇り空。雲の表情がいいので、また海へ。今日は波が強くて泡立つ海が白い。パトカーが一台。テトラポッドは未来の化石。料理の練習。地方暮らしなのだから生活に埋没する、その美しさもわかるが、ほどほどに。

 

 

2021/9/15

「カラマーゾフの兄弟」光文社版の3巻に入った。この新訳シリーズで累計120万部突破と帯に書いてあって、そんなことがあるのかと思って読み進めていると、なるほどこれはそうかと思わせるくらいに実践的で、読んだ矢先に背中を押される物理的な感触あり。人と話したくなる小説、いっしょに読んであーだこーだ話したら面白いだろうなー。いつかはと思いながら足踏みしてる人は是非。今年はドストエフスキー生誕200年。

 

 

2021/9/13

明後日から予定していた宮崎行きは急遽キャンセルに。フローリングのワックス塗2回目、洗濯。ならはキャンバスでネット作業してそのまま海へ。軽トラからおじさんが海を眺めて弁当を食べている。火力発電所がよくみえる浜。少し入りこめば誰もいない。テトラポッドと海岸段丘の壮絶な崖の、狭い間を進んでいく。鶴見俊介が「宇宙の底に座りこんでいるとおもうときがある」と詩で書いていた、そんなからっぽな気持ち。

 

 

2021/9/12

北海道帰りで疲れた。今日も雨。注文した荷物がなかなか届かない。洗濯延長ホース。庭の雑草取り。ならはキャンバスでメール送信。「カラマーゾフの兄弟」2巻、アリョーシャに話すイワンの超絶長い話。イワンの話を鵜呑みにすれば、当然、無神論も社会主義もキリスト教の落とし子なのだ。

野菜をたくさんもらったので追われるように麻婆ナスつくる。夜どうしてもたばこが吸いたくなり、チャリでコンビニへ。真っ暗の夜道を光を点滅させながら進んでいると、微かな存在を主張して漂う昆虫みたいな気分に。

 

 

2021/9/11

道東4日間、出張撮影旅。最寄りの竜田駅の駐車場は無料なのでそこに車をおいて電車でいわきへ。そこから特急で品川、京急に乗り換えて羽田にでて釧路空港に飛ぶ。釧路、標津町、根室と車で移動。若い砂夜は後部座席で足を投げ出してスピーカーで音楽をかけて一人で歌って、疲れたら寝る。起きたら寿司を食べて、また音楽をかけて寝てしまう。あたりまえだけど、彼女の発言は希望に満ち溢れていて、、食べることが大好き。

2021/9/5

おだやかな時間の流れる場所で、ゆっくりと本を読む。とはいえ「カラマーゾフの兄弟」は読み始めるとひたすらエンジン全開で暴風の中を突っ走り続けるような小説なのでとてもじゃないがそんな穏やかのものではなく、ひとはこうして自らの欲望と宿命を自覚しつつ身の回りの社会と押し合いながら、なんとか人生に食らいついて生きていく。そういうものだと思わなくてはならない、と心を新たにする。静かな田舎に逃げられるなんて思ったら大間違えなのだ。

 

2021/9/3

日記再開。原発の被災地でもある福島県、双葉郡にある楢葉町に8月19日に引っ越してきた。友人あわせて5人で作業、畳をひと部屋フローリングに張り替える作業も中林さんを監督にしてみんなで。後藤くんは二日酔いで昼過ぎまで寝ていた。みると体が苦しそうに揺れている。松田さんが見学にくると後藤君の横になっている足しかみえなかった。今日でそれから2週間ほど。まだネットが通っていないので、ならはCANVASというコミュニティセンターまできてそこのWifiで送信する。ここにはホームセンターや飲食店、スーパーが隣接しているので毎日きて買い物をする。車で5分でこれる立地。片付けが終わらずまだ生活らしい落ち着きはない。こないだは慣れない手続きでなんとか車の登録を終えた。残っていた請求書を送った。カラマーゾフの兄弟、読み始める。トイレに村上春樹「村上ソングス」を置いてみた(とうとうユニットバスを卒業したのでトイレに本が置ける!)。この本は村上春樹の選曲で訳詞と原詩の併記、紹介文がのっていてパラパラと読んで楽しい。一曲目はBeach Boysの「God Only Knows」。

 

 

2021/8/15

もちろん一日中引っ越し作業。雨の音。海の波の音を動画で重ねる。引っ越しの荷物の量の多さ。自分たった一人の生活のためにこれだけの量のモノを所有していることに唖然。当然家族がいればモノをシェアできるので効率的であることを思うと悲しくなるが、悲しんでいる場合ではなく、冷蔵庫、キッチンまわりを整理。福島で桃を買ってきて、まわりのひとに配ったが、ひとつだけ自分用に残した。汗だくの引っ越し作業の最中に食べようと思いつつ、この涼しさだと食べるタイミングがない。

 

 

2021/8/14

​引っ越し作業中、ずっと窓をあけて雨の音をききながら。この雨はしっかり記憶に残しておこう。たまにやんだら外に買い出し。引っ越し作業でネットあまりみないせいか、たまにTwitterのぞくと一瞬で調子悪くなる。最近思うのは、情報にも胃袋があって、大きい人と小さい人がいること。

 

2021/8/13

​連日引っ越しの準備。

 

2021/8/11

福島いわきで契約など。車ではしりまわる。移住支援センターや、役所、引っ越し先に荷物運ぶ。イエローハットはじめて入った。八郷のおじさんちにも寄って、桃をわけた。東京戻って富士見ヶ丘で打ち合わせ。

翌朝、ようこさんに買ってもらったプリントを届けに代々木八幡の台湾料理たべながら。ようこさんは雲ノ平小屋の木道整備ボランティアから帰ってきたばかり。家に戻って写真送ったり。疲れて何もできず。

 

2021/8/8

台風ちかい。動けず、銭湯にもいかず。オリンピック今日で最後らしい。

 

 

2021/8/7

​朝準備して横浜へ。車を受け取りに。仮のナンバーをドライバーでつける作業、雨降ってきた。総額25万の車に乗って東京へ。渋滞はまって西荻の高橋家へ。ご家族みなさん揃っていて、ひさしぶり。子供が産まれてまだ一か月。お宮参りでみんなで集合写真撮る。子供は撮影中ずっと眠っていて目を開けなかった。最近お母さんは新宿ピットイン通いにはまってるらしい。帰るとまりこがうなぎを用意してくれた。みんなで食事、家族の幸せな光景。しかし普段は当然いろいろあって、それと日々戦うことが生きることであって、まりこはまだ酒をのまず、外でベビーカーをひきながらノンアルビールをのんでうまそうにした。その後富士見ヶ丘に移動、打合せ。

 

 

2021/8/6

大塚さんの事務所で昼から食事会。平田夫妻がまだちいさい子供を連れてパエリアとかたくさん料理をつくってもってきてくれた。タッパーの蓋をあける。こちらは新宿の台湾料理でピーナッツ豆花(トーファ)をデザートに買ってきた。大塚さんは子供の熱中症を心配する。自邸設計の模型をみながら、建築雑誌をひっぱりだしてきたり、あーだこーだ楽しい。酔って帰って引っ越し作業。

 

2021/8/4

写真データ編集、送信。連絡多数。福島ではりかえるフローリング材の手配など。本を段ボールにつめてると、やまちゃんがビールもってやってきた。会うのほぼ一年ぶり。髪のびた。いっしょに本棚の一部解体作業。ワインかってきてピザを注文。写真みせあう。やまちゃんの暗室プリント、いい色でてる。これからのことよくしゃべった。やまちゃん帰ってからも本を段ボールにつめる。

2021/8/3

素麺、夏野菜たくさん。中林さんにつくってもらった額が届いた。世界堂で部品買ってきて多少手直しして壁にかける。何度も眺める。夜はナスの揚げびたし。ウェルベック「セロトニン」また読み始める。関口涼子の訳がすごいのか、ぐいぐい面白い。「セロトニン」が読みたい、と静かな山を歩きながら急に思ったのだった。体がバランスをとりたがって、たぶんそうなる。

 

 

2021/8/2

引っ越しの準備でやることいっぱいなのに韓国ドラマみてしまう。せいじとアザブのスキャナを自宅に回収する作業。せいじはこの用事を忘れていて、1時間半遅れてやっときやがった。午後要さんの仕事で六本木いったら関係者にコロナがでて今日の撮影は中止。要さんとベンチに座って福島の報告。かえって鈴木さん宅訪問、福島の説明報告、夜は風袋さん夫妻と山珍居で食事しながら福島の報告。なつかしい話した。

 

2021/8/1

3日間奥秩父の山を歩いた。雷雨をあびて、笹ヤブの中を進んだ。太陽に荷物を広げて乾かして、冷たい水をタオルにひたして体を拭く。ずっと自分のまわりをハエがたかっている。

 

2021/7/27

ひさしぶりにアザブでスキャン作業。六本木のツタヤで在庫処分品、「ビデオドローム」ブルーレイ、「光る眼」「美しきセルジュ」それぞれDVD、があわせて2600円。日下部さんがしぼんだ風船のように痩せていて、コロナから復帰して一週間たつが、まだ声がかすれている。いっしょにあずきバー食べる。ミンミンゼミが庭の木から鳴いて、その音が通路を伝わってくる。事務所にめずらしく文芸雑誌が置いてあるので、飴屋法水「たんぱく質」読みながら作業。最後まで読み切れなかった。

 

 

2021/7/26

ビジネス街で撮影仕事。急いで帰って、大学生からみちのく潮風トレイルについてのヒアリングをオンラインで。ふたりが上手なので調子のった。一人は茅ヶ崎の実家の部屋からランニング姿がまぶしい。犬が吠えた。段ボール頼んだり、パソコン処分したり、少しずつ引っ越し準備。「島守」読了。稲を刈りこみ、もう眺める山には雪が降った。冬支度で、鳥も島から出ていった。帰りの船を出す。

 

 

2021/7/25

高いビルに白い雲。今思えば、安曇野でみた栗だと思いながら鋸歯が長かったあれはクヌギだった。久しぶりの山の計画をたてる。地図をながめて、静かな道を選ぶ、58歳の卓球選手、ニーシャーリエンが17歳の韓国選手と接戦。重量挙げ決勝。合間にコンビニいったら不在表が、玄関に落ち葉みたい落ちている。

2021/7/24

オリンピックから遠く離れて、青空文庫で中勘助「島守」。主人公は島でひとりしずかに暮らす時間。久しぶりに晴れたので食器を水場におろし、洗濯をする。鳥の気配を感じて、名残惜しく沈んでいく陽を見送る。よく働いたご褒美に、大切な漬物を”ほどよく”切る。読んでいると永遠に続きそうな一日と、また次の一日。新宿から帰るとせいじがいつか益子の窯でつくった皿を届けに来てくれた、ちいさなせいじの子供、女の子二人がせいじのまわりをひらひらしていて、挨拶だけして、すぐにいなくなった。

2021/7/23

​疲れで身体動かず、午後になんとか写真編集、はじめてLightroomのプリセット使った編集、いいかも。送信。小林賢太郎の判決基準云々というより、このチクリ文化の方が怖い。健康のためにオリンピックから逃げる。後藤君に教えてもらった荒川洋治の文学ラジオ、聞き逃しで楽しむ。安曇野でもらってきた夏野菜をみそ炒め、桃を冷やして食べる。

 

 

2021/7/22

​青山でアーキディヴィジョン建築撮影頑張って、翌日せいじ、後藤くんと安曇野へ人足仕事。後藤くんは二日酔いで午前中日陰で寝ている。午後は、みなで炎天下の中、屋根設置作業。きゅうりと麦茶とすいか。北アルプスを眺めながら温泉。中林さんがせっかちなので、行くぞとせかしてくるので風呂をでる。

 

 

2021/7/17

大変お世話になっている大塚さんの事務所で飲み会。土岐さんの一級建築士試験のおつかれ会と高松の出産祝いも兼ねて。途中からワインをあけると抑制がきかなくなって飲み続ける現象。二日酔いの翌日は朝から福島へ。灼熱の高速。環境省の松田さんにもきていただき大家さんとお話し。ゼリー食べながらリラックスして自己紹介。入居の承諾をいただく。とうとう決まり。これでほんとに自分は福島に引っ越す。へー、そうなんだ。帰りの車で「ゆらゆら帝国Ⅲ」。このアルバムが一番すき。

 

 

2021/7/16

今日をもって梅雨明けになるかもしれないという日の朝、ラジオから井上陽水「海へきなさい」がきこえてくる。今日は車をみにいく。せいじの助言で横浜の中古車販売店へ。鶴ヶ峰という駅でおりてタンタン麺を食べて失敗したと思いながら30分歩いて写真も撮らず、川沿いを中古車屋まで歩く。問い合わせしておいたエアウェイブは準備されていて事務所からでてきたのはインド系?のおばさんだった。聞き取りずらい日本語でありながら要点を的確に説明してくれて、車もやたらきれいだし、見積もってくれたら安く、安いですねというと、うちは安いからお客さんがたくさん来るのよ、と言った。書類を書いている間、姿を消したと思ったら、ずっとトイレを我慢していたという。手付金を払って、神は我を見捨てずと、満ち足りた気持ちで帰る。帰り際に原宿で例の神宮に浮かぶ首をみにいくジャーナリズム。カメラを手にした人だかりの中心にいまこそ宙に浮かぼうとする肉感のある巨大な頭部が風に右往左往するのを紐で必死にバランスをとろうとあくせくしながら人々が走り回っている。数枚写真に撮った。ちょっとした旅の一日。前の原宿駅舎が壊されていた。

 

 

2021/7/15

道東と下北半島の写真もセレクトしてphotoページにアップ。最後の写真は六ケ所村の原燃PR館、黒川紀章設計の建物内部。

夕方ゆかっちがきてくれて、西新宿のビル群見渡せる公園でベンチに座って缶ビール。厚い雲が青黒くなっていきながら、西日がビルに反射してそこだけ絵具を流したように赤くなる。福島いくことをあーだこーだ説明。さすがに説明上手くなってきた。またコンビニいって酎ハイ買う。ゆかっちはちょうど10年前にいっしょに中林さんのアシスタントになった。互いにフリーになりたてで、金もなく、でもゆかっちの方が上手に仕事を身につけ増やしていったと思う。お互い今年で40なるねーそうだねーと話す。

 

2021/7/14

 

世界堂にマットを注文。WEB作業。みちのく潮風トレイルの写真もphotoページに追加。youtubeで波の音流しながら作業するとさすがに雰囲気でる。JMTのページと同様スライドにした、スライドの場合、写真の表示させる順番をページをめくるようなイメージで決きめていくのだけど、このプロセスがいつもやっていて空しい。写真の順番なんてほんとはどうでもいい、くだらないなあと思いながらも、しかしやる。昼から夜にかけて、隣の部屋から壁を伝っておじさんおばさんの馬鹿笑いが延々きこえてくる。手をたたいて、延々馬鹿みたいに。

2021/7/13

歯痛はもともと虫歯の箇所だったとはいえ日頃の不摂生が引き起こしただろう、反省。4日酒飲まず。HPの更新作業。特に写真ページ。福島いくのでさすがに自分をわかってもらう必要がある。トップの写真をかえて、フィルムで撮った建築の写真を2種。


2021/7/11

朝起きたら熱が下がった。昼パンを食べたら、痛みがあるが減っている。のどの痛みや鼻水、咳の兆候もないので、風邪でもコロナでもない、歯痛の発熱だったろう。夕方、すごい記憶すべき夕立を窓から眺める。隣の建物の軒から滝のように流れ、雨音が全方位から部屋の内側に向けて迫ってくる感じがして恐怖、とはいえ、これはまだ予兆に過ぎないだろう。あんなに痛かった歯痛が夜にはますますひいてくる。歯痛わからん。


2021/7/10

朝早く起きて仕事データ編集送信。歯の痛みが限界。朝一で歯医者にいくもレントゲンに映らず様子をみることに。しかしドトールのレタスドッグをまともに噛むことができない。インテリア取材撮影して帰宅すると、熱っぽさを感じる。歯痛が引き起こした発熱かと動けないでいると、ようこさんからメール。近くでコロナ感染者がでて、自分が濃厚接触者かもしれないという。ただ保健所から連絡がきたわけではない。明日から福島の予定なので、頭が白くなるが、マツキヨにいって抗原検査キット買ってきて検査したら陰性だった。ところが今度は熱が高くなってくるのを感じ、相撲をみながら様子見。頭の中で考えがぐるぐるする。抗原検査は陰性とはいえこの状態で明日福島にいくのは厳しいだろう。歯痛を我慢しながらの長旅もつらい。結びで白鵬が翔猿を投げ飛ばしたところで決断。方々に連絡。お粥つくって、痛み止、シュラフかぶって汗かく体制つくって寝る。汗びっしょりで、頭はさえて、歯医者の前に駅前の本屋で買った金原ひとみの短編集読む。

「カウンター席はやけに近く、落ち着かない。美味しい、とか、ちょっと飲んでみる?などの言葉の拍子に隣の彼と目が合うと、私はどこか困ったまま目を逸らす。恥ずかしいわけではない。私は裕翔の顔が好きではないのだ。」(ストロングゼロ)



2021/7/7 

毎日雨。昨日は晴れて暑くなった。買ったパソコンは二日で壊れて返品の手続き、新しいPCが既に発送されたらしい。やることが一旦落ち着いて、図書館にいってリフレッシュ。GAで藤本壮介の石巻の複合施設について二川由夫の批判に応答する対談など読んで帰宅。チャトウィン「パタゴニア」やっと読み終わり。最後にでてくる、婦人下着のセールスマンが気に入った。彼のポケットには石ころが沢山詰まっていて、ホテルでチャトウィンにそれを取り出して披露する。クジラや原始人の頭や聖母マリアにみえるといって勝手に感嘆する。今度は大声で詩を高らかに朗唱して給仕の娘に笑われる。彼は翌朝はもう姿がなくて、精神病院に連れていかれたという。彼に親しみがわく。写真は、彼の石ころみたいなものだから。


2021/7/2 

午前雨やんだ。アザブにスキャンいく。オリンピックの準備のせいか国立競技場の周囲が立ち入り禁止になっていて外苑西通りから遠回りする。会田誠の城のパビリオン。ふーん。着いたら熱海の土石流の話。夕方兄の事務所で今後の話など。兄はいつのまにか金髪から黒髪に戻っている。勢い金髪にしたのはいいが、まわりの目が気になってくると黒髪に戻した。黒髪の自分はどこかものたりないなあと嘆いている。


2021/7/2
 
パソコン壊れたので新しいの届いたセットアップ。竜太君に文章送信。すっきりしたのでうどん食って、銭湯いこうと玄関でた瞬間に今日は休みだということに気が付く。中国のネガひっぱりだしてチェック。外はずっと雨。夜は傘をさしてスーパー。ししとう買ってきて炒める。野菜をつけものに漬ける。ビール漬けとかいう。読書はリズムがつかないと進まない。久しぶりに腰をすえてチャトウィン「パタゴニア」。マゼラン海峡の海の世界に引き込まれる。大量のペンギンの死骸。思わずコールリッジの詩集を注文。気づいていなかった認識、たとえば以下。

「一八九〇年代、かつてパタゴニアで芽吹いたダーウィニズムが、残酷な形でパタゴニアに戻り、それがインディオ狩りに拍車をかけることになったようだ。「適者生存」のスローガンはウィンチェスター銃や弾薬帯とあいまって、はるかに適者であるはずの原住民よりもヨーロッパ人の方がすぐれているという幻想をもたらした。」
 
 
2021/7/1

ずっと文章が決まらずに悩む。午後は雨がやんで仕事撮影。夜、スーパーで立派なピーマンが売っていたので牛肉と炒め物。われながらすばらしい出来。Dommuneでフィッシュマンズの番組みる。みてしまう。流れる曲は当然全部知っていて、その時代をかろうじて生きた。本もでて映画もつくられ、どうやら振り返っていい程時間が経ったのだと思う。音楽はもちろんすばらしい。しかしそこまでで、90年代末の夏とか、エアコンのにおいを思い出すと。暗い気持ちになって、消してしまう。わかっているが、よくわからない。
野田努が音楽批評から自分語りが消えてしまうことに嘆いていた。自分語りはナイーブなものか?いや、音楽を部屋できくと自分自身が変容する、それが音楽をきくことであって、自分と切り離された音楽批評なんてものは無意味なのだと。いよいよ声があがりはじめている。


2021/6/28

詩や小説をひっぱりだして、久しぶりに中央公園スタバで文章書き、それから帰宅して文章書き。また暗闇を、手探りで書き始めたらおかしなところまで。なんとかなりそう。気持ちが落ち着いたのでパンツ一丁でピラティス。やっと背筋が伸びた。渋谷にでてハーモニー・コリン「ビーチバム」観る。それから渋谷の旧宮下公園の新しい商業施設、若い人達がけっこうな数みんな座って飲んでいる、その間を通って帰る。自分がおっさんであることを強く認識。いいと思う、しょうがないだろ、しょうもない大人のいうことなんかまともに信じるな。知るか。どんどんやれ。


2021/6/26

いろいろあって気が抜けて自律神経失調。あきらめて昼からドミノピザ頼んでコンビニにワイン買いに行く。かろうじてゴミをまとめ、メールを返さずに布団の上をゴロゴロする。昨日みてきた「逃げた女」について考えたり。夕方になってようやくメールを返信。夜になって、髭を剃った。唐突に思った。スナップは実存と写真を切り離さないための手法なんだと。単発のアイデアに頼ったり、知的に写真を処理して作品化する人が多すぎなのでは、という夜のぼやき。


2021/6/24

建築家の二人とレンタカーをかりて安曇野へ。信濃大町の敷地みたり、仁科神明宮いってパワーもらう。夕方中林さん宅へ。ダッチオーブンで焼いたスペアリブを真っ黒になるまで焼き尽くした。翌朝布団片付けたら、みんなで聖書読み。ヘブライ人への手紙、の冒頭、信仰について。なんで信じるかときかれても、信じるから信じる。保坂和志が書いていた信仰のトートロジー。それから中林さんのカフェの計画打合せ。敷地を歩く。敷地が気持ちいいので何も建てなくて十分楽しい。それから建設中の倉庫の施工手伝い。壁を立ち上げた。などなど。送ったメールがなかなか返ってこないので気になっている、夜の高速。香港では「リンゴ日報」が廃刊。港人雨中痛別。


2021/6/22

疲れ切って崩れた翌日、朝から撮影仕事。こういう仕事も最後かも。昼には終わって帰宅。編集して送信。頼まれたスキャンデータを調整して送信。それと編集した写真集レイアウトデータも書き出して送信。チャリのパンク修理で自転車屋へ。直った自転車でヨドバシにフィルム出し。茂木さんと話したら、上の世代でチャトウィンを知らない人はいないというくらい有名だそう。森山大道の夢。明け方に目が覚めてラジオつけたら、流れこむクラシック。宇多田ヒカルの「あなた」を歌詞をみながら歌ってみる。難しいから何度も流しながら歌う。ドラムはクリス・デイヴ。


2021/6/19

アザブでスキャン作業。TrailBumで作ってもらった自分の写真のTシャツが仕上がり、それと新しいレインウェアをいただいて帰る。早速試着していい感じ。うれしい。みなさん買ってください。スキャンデータ編集。大谷2本。Netflixで「グリーンブック」みる。アカデミー作品賞をとってスパイクリーとかに批判されていたやつ。結局白人側が自分たちに都合よく人種問題を扱ったせいでぬるい表現になっている、という批判か。たしかに主役のヴィゴモーテンセンのあっけない変化っぷりはどうかと思いつつも、ずっとニヤニヤしながら楽しんだ。この単純さが気持ちよく、自分はやはり単純なやつだと認識。たぶん単純さが批判の標的なのだろう。しかしこちらは単純さに興味がでてきているのだ。たとえば自分はオリンピックどうでもいいが、始まったらテレビでわりと熱心にみはじめるだろう。できるなら会場に行ってもいい。事態の複雑さを認識しつつも、わきあがってくる欲動をもみ消すことができない。


2021/6/18

コンペ明けてリハビリ、少し胃の調子悪い。朝調べてたら原発被災地への移住補助金の詳細が発表されていた。7/1から住民票移せることがわかる。これで予定通り7月中には引っ越しできることを確認して安堵。昨日の残り食べて、三鷹のハイカーズデポへ。土屋さんに福島行きの報告とレインウェアの試着。長谷川さんとも電話。声聞くだけで安心感ある人。今日は「逃げる女」はみないで帰宅。夜は料理再会。牛肉とネギの炒め物。牛肉に酒と片栗粉で下味をつける。


2021/6/17

朝起きてコンペ作業、写真追加レタッチ、それとコンセプト文も書いてみる。建築のコンセプト文なんて、これまでに書いたことのない文体。送ったらなんとほぼそのまま採用とのこと。建築家二人がレイアウトを仕上げて、来宅。うちのプリンターでプリントアウト。いい感じ。どうなるかなあ。夕方には仕上げて宅急便で送る。夜はうちで前祝い。写真家が建築のコンペに参加、自分の境界線がゆらぐ喜び。写真はそもそもこういうことがやりやすいツールと認識。


2021/6/16

午前、洗濯。レンタカー予約。引き続き建築コンペで富士見ヶ丘の事務所へ。間違えて千歳船橋まで電車がいってしまい、そこから30分散歩して向かう。古い団地と住宅地の上を高速の高架が横切る。高架下の誰もいない、静かな公園。ちいさなトラック。模型を追加で撮影して、みなでコンセプト文やダイアグラムの検討。夕方は竜太くんとズームミーティングという、ただの雑談。あとは二人に任せて帰宅。撮影した写真をレタッチして送信。


2021/6/15

ヨドバシ、世界堂で買い出しして引き続き、建築事務所でコンペ作業。完成した模型の撮影。妥当なAプランをやめてBプランへ振り切った結果、想定以上のものが表現されているのでは。夜も雨の中コンビニにパン買いに行って帰ってきて食う。パネルのレイアウトをみなで検討。頭の中使いきって帰る。


2021/6/14

福島から帰って疲れ切った。車を実家に帰して翌朝、朝飯はいらないといったのに、ハムエッグが二個も皿にのってでてきた。父らしい。なんとか食べ終えて電車に乗ったら腹を壊し、帰って寝込む。チャトウィンの「パタゴニア」にでてくる、ショパンの遺作「マズルカ」を横になりながらずっときいている。


2021/6/13

福島、大熊久しぶり。物件を決める意気込みでいったがおばあさんにご挨拶したら大変不安そうな表情で、言葉が詰まってしまう。こちらも急いで事を運んではいけないのか、気持ちを整理。ブルース・チャトウィン「パタゴニア」がまだ冒頭で素晴らしく、ベルンハルトの「消去」は後回し。下記、冒頭の引用より。

僕の広大な寂しさに似合うのは、
もはやパタゴニア、パタゴニアしかない…
ブレーズ・サンドラール「シベリア鉄道の散文」


2021/6/9

​建築家事務所でコンペ作業夜まで。いつもしないことで新鮮。




2021/6/8

​夕方建築家ふたりが来宅。コンペの打合せ。ピザ注文してあーだこーだ。拡散するアイデア。最近プリントした写真もみてもらう。翌日は写真集編集作業。パウンドの詩を読みながら。トライ&エラーで少しずつ進めてだんだんページに緊張感がでてきた。使わない写真もみえてきて、余分な肉をおとす。



2021/6/7

​「LAフードダイアリー」読了して、メモ。お昼におさむくんと待ち合わせ。大山の焼き肉屋で昼から酒飲む。もう酒出す店がだいぶ目立ってきた。それから買ってもらったプリントをおさむくんちに納品。中林さんにつくってもらった額含め、喜んでもらえたようでほっとした。まったくもって励みになります。お母さんにも福島行きのご報告。大山の商店街で一枚だけ写真撮って帰る。



2021/6/6

あっぱれなのか喝なのかの世界、​また日曜。テレビはつまらなくても見る。菊池の初球をとらえた大谷の16号は見逃した。銭湯から戻るとIndesignで写真集のレイアウト作業。エドガーライト特集。



2021/6/5

​サラダ食う。ピッチャー大谷。エドガー・ライト「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」など。15頭のアジア象が中国北部に向けて一年以上も移動し続けている。畑の野菜を荒らし、都市の道路を歩く。原因はわからない。理解を急ぐな、瞠目せよ。人間には到底受信できないメッセージがやりとりされている。



2021/6/2

写真のメモをノートに書いて池袋へ。今年はじめて、久しぶりに恭司さんとお会いする。いつもマルハバは暗く、恭司さんを待っていると目が慣れてくる。遅れてミカさんもいっしょにランチしてそれから場所を移す。お茶をしておしゃべり。コーヒー2回注文、モンブランも。ミカさんはフィラデルフィアの中古の引き伸ばし機が日本に送れるのかどうかのメールのやりとり、それがうまくいかない。恭司さんは益子に暗室をつくった。夜になると田舎だし暗くなって、暗室作業ができる。そこでレコードをかけるそうだ。いつもやさしいお二人。福島行きの背中を十分に押していただいた。
 
 
2021/6/1

中林さんから追加の額が送られてきて写真をいれてみる。やっぱりいい。色もいいし、形がゆがんでいる。うれしい。片付け、掃除、ネガチェック。仕事の連絡いくつか。豆腐買いにコンビニ、あじさい。写真についてノートにメモ書き。プリント作業。またネガから眠っていた写真が掘り起こされた。スキャナがあって、暗室だと無理だったと思う。掘り起こされてたところで、眠っているような存在感のなさが際立つ写真。ただの草むらがあって画面の右側に小さい薄紫の花がかなりちいさく3つくらい点々と写っている。なにかの手違いで写真に写ってしまった、といった表情。


2021/5/31

午後は撮影仕事で墨田区。写真の仕事が下手。帰って編集、送信。深夜、思いきり頭部を床に打ち付けたような鈍い音がして天井を見上げる。しかし叫び声はしなかった。数秒後、網戸を勢いよく開ける音。あとは暗闇。
 
 
2021/5/30

また日曜。写真について考えたことをメモ書き。うどん食って外へ。ヨドバシで印画紙買ったり、ニトリで移住用にいくつか。中林さんが作ってくれた額に写真入れてみる、これはかなりいい感じ。方々に連絡。写真プリント作業。夜は3度これまでうまくいかないルーローハン作る。山珍居の味に近づけるべく、しいたけのもどし汁を倍にして、その分醤油と酒の量も倍に。砂糖と五香粉は極力少なく、レタスもちぎって添える。してみると、かなり品のいい感じになって感慨深い。音楽はアル・シュミットが手掛けたビル・エヴァンス「You Must Believe in Spring」。茂木さんがいってたミンガスのピアノアルバムと共通する悲しみはこれか。
 
 
2021/5/29

ウィークエンドサンシャイン、伝説のエンジニア、アル・シュミット特集を堪能。ニール・ヤング「渚にて」とかディランの「Shadows in the Night」もアル・シュミット。「Shadows in the Night」の一曲目「I'm a Fool to Want you」を録音したとき、これはとんでもないアルバムになるとアル・シュミットは思ったそうだ。
テレビのワイドショーのコメンテーター的な喋り、やネットのトークや討論番組は中毒性があって、それは国の喫緊の問題にコミットしているという自覚をもたらしてくれるのだけど、結果、人の意見を聞くことばかりで考えてるようで考えてない。自分が自分で考えることが、どこなのかわからなくなって地に足がつかない。そうなるとネットを閉じて、部屋を静かにして線香をたく、ノートに書きものしたり、料理をする。ウー・ウェンさんの料理本からネギしか入れない焼きそば。いろんな野菜を入れると水気がでるから入れない。麺も水を入れずにほぐせるように調理前30分常温で置いておく。酢を入れると、麺の甘味が際立つなど、目から鱗の味。大事なところはどこなのだろう、の練習。
 
 
2021/5/28

原発被災地移住で国からでる補助金、夏から支給開始ということだったのが、問い合わせると、いまだにいつ始まるか発表していないらしい。緊急事態宣言はまともに付き合ってたら生活ができなくなるから無視。オリンピックの話もきけばきくほどどうでもよくなるので無視。昼は山珍居、ルンペア(春巻き)が今日までときいて春巻きが始まる3月のある日も偶然居合わせたので驚いた。新作冷麺の試食もさせてもらう。日本の冷やし中華ではなく、これは台湾の味という、たべればやさしくて味がしないようで味がする。どうなってんのか全然わからない、最高。現代思想ポストモダン特集読んで、それから髪切りいく。車は中林さんからもらうデリカになりそう。
 
 
2021/5/27

安曇野の中林さんの家にせいじのシトロエンに乗って後藤くんも。ある雑貨屋の倉庫を解体する人足として。倉庫内の荷物を搬出、解体。サッシをはずし、屋根に上ってスレートをはがし、剥き出しになった躯体をねじって倒す。夕方にはおわり風呂に向かうと、薄雲のかかる、夕暮れのアルプス。翌日は雨のなか、廃材を産廃場に運ぶ作業。スレートはアスベスト入りらしく、捨てるのに5万かかった。帰りは夜の高速。甲府の街の光。真っ暗の後部座席で、ほとんど喋らない。

 
2021/5/24

朝起きてたっぷりコーヒーいれて、区役所へ。とうとうマイナンバーカード受け取り。役所の人たくさん、マンパワーフル活用で必死。申請から2か月かかった。それから新宿で撮影仕事。お世話になってる営業さんに福島行きをお伝えする。。コロナの影響やその他の要因もあって、案件が他社競合に奪われがちらしく元気がない。コロナが泥船を可視化しているのだから、会社もこの国も、まともに付き合ってたらこちらが疲弊する。夜NETFLIX「アーミー・オブ・ザ・デッド」観る。ゾンビ映画は絶望的な途方のなさが勝負所か。するとロメロはやっぱりショックでかい。時代の後押しはもちろん。ベトナム戦争以降と日本でいえばバブル80年代以降、塩田明彦がツイートしていた「残務処理の時間」。つまり生まれて物心つく頃からずっと「残務処理の時間」の中で生きてきたのであって、そうであることに気づかないふりをして、自らを肯定しようとごまかし続けてきた大人の社会の中で生きてきたことに、自分は全然気づいていなかった。
 
 
2021/5/23

そこまで飲んでいないはずなのに二日酔いはそれなりで動けないが、自律神経はなんとかキープ。それも14日目の遠藤ー照ノ富士戦のものいいまでもつれた一番のお陰でもある。続けて斉藤和義の「boy」のPV見たりして救われる。ギター欲しい。日曜日はひたすら写真プリント作業。頭使わない、感覚だけ。ピクトリコからでてるGEKKOのシルバーラベルプラスという紙、バライタ調で厚手なのに湿気による反りがとても少ない。国産メーカーだからこその配慮なのか、代えのきかない紙。高いけど。
 
 
2021/5/19

アザブでひたすらスキャン作業。夜はカレー。それから写真プリント。
こないだ和歌山で建築評論の偉い先生がかつて写真では空間を撮ることはできないといったそうで、それはごもっともと思いつつ、そこで思い出すのはベルンハルトの「消去」の冒頭で主人公が交通事故で死んだ家族の写真をとりだして眺めるところ。写真は自然を歪め「写っている人物を正体不明なまでに捻じ曲げる」、「二十世紀最大の不幸」とまで写真をこきおろす、そのあとでこれらの写真に映る両親や兄は確かに歪曲されてはいるけれど、じっと目をこらしているうちに「倒錯と歪曲の背後から、何と被写体である彼らの真実と現実が透けて見えてくるではないか。」と続く。写真とは静止しているが、じっと眺めていれば、虚偽と真実の間で奇妙に震えはじめるときがあって、その時写真が動いている、と感じられるのかもしれない。


2021/5/17

夢見て動揺して起きる。すぐまた宇多田「One Last Kiss」のPVみて呆然。庵野秀明のアクションの編集。ザハの建築の、説明不要の誰がみてもわかる感。ヴィラロボスとか流して、このしょぼい音でもっていかれる中毒性。instagramでみるじゅんくんのますますとぎすまされる最近の絵。などなど思いながら写真プリント作業。


2021/5/16

天気曇天。コーヒーいれる。楽しみにしていたゲンロンのイベント、五十嵐太郎×山梨知彦×東浩紀 「いまこそ語ろう、ザハ・ハディド」 みる。これまであまり語られてこなかった、ザハと日建設計のデザイン案廃案までの経緯など。ショックな内容連続だが、なにより、廃案のあとのやりなおしコンペでザハと日建設計が施工パートナーを、どこにも断られて見つけられずに応募できなかったということ。ザハは柔軟に求められた条件に合わせて全然別の案で対応したであろうと山梨さんが語る。海外のデザイナーにありがちな高圧的な態度もなくとてもフェアな人だったそうだ。残念でしかたない。改めてコロナあけたら北京空港行かねば。ヨドバシいってフィルムピックアップ、PS4のソフト買ってみたり、帰って和歌山の写真編集、送信。
 
 
2021/5/15

ケーズシネマにてホウ・シャオシェン特集「憂鬱な楽園」みて、あー、平渓線沿いのあの屋上だと思って、その翌日から西本さんと車で和歌山へ移動。サービスエリアでサーロインステーキ。あしべやの部分改修、撮影仕事。コロナだからはやく帰る予定が、和歌の浦はほんとにいいところでみなさんに甘えてしまう、梅雨入り直前の好天もあり、呆けてきて、田辺にある南方熊楠記念館など案内してもらう、昼からキッシュを注文してみたり、半島の植生、ぶあつい葉っぱにみとれ、海辺の水たまりをつついたりしているうちに長逗留も5日に、。まぼろしのような時間、ありがとうございました。淡路島と同じく内海で波がほとんどないせいか、海の水面が白くてあふれてくるような危うさがあり、目を覚ますと新幹線で熊楠「十二支考」読みながら帰る。まずは虎の章から。論文でもエッセイでもなく、詩だと思えば読み進める。帰って和歌山でいろいろ思いついたことメモ。いよいよやるきになってきた。
 
 

2021/5/8

「ダロウェイ夫人」、セプティマスが、ゴダール映画のカット割りみたいな描写で窓から飛び降りるシーンに動揺し、時間切れ。新宿で引き続きホウ・シャオシェン特集、オリヴィエ・アサイヤスが撮ったドキュメンタリー「HHH」。すぐ気持ちが飽和して胸がいっぱい。ところどころ言葉が入ってこない。ホウ・シャオシェンが子供の頃、小径に入り込んでマンゴーの樹に上ってマンゴーを盗む。盗んですぐ逃げるのではなく、樹の上でもマンゴーを食べる。盗みのスリルとマンゴーの甘味が混じると、束の間、少しの高みから眺める高雄の都市が全身にはいりこんでくる、その陶酔。小雨の中写真撮りながら歩いて帰る、ネガチェックとプリント。夜はひき肉とピーナッツバターをつかった甘じょっぱいたれの涼麺つくってみる。ピーナッツバター選びに失敗。きゅうりも切る。

 
2021/5/7

花粉はほぼ終息か。窓あける。緊急事態宣言延長がほぼ確実。当然延長すれば政権の支持率は上がり、オリンピックを中止にすれば支持率が上がり、ワクチンが軌道に乗ればこれまでのごたごたは忘れ去られ、支持率が上がるだろう。こうなったら料理の練習。昼は豆乳つかった台湾風のスープ。ちょっと好みの味ではなかった。よりシンプルに、要修正。午後は銭湯。太った。サウナが閉まっているし酒の置いていないので、人少ない。夏子の酒。展示チラシのデータ仕上げて送信。スーパー買い出し。夜は三杯鶏(サンベイジー)といって鶏肉とバジルを煮込んだもの。あまったキャベツを千切りにしてぶちこむ。簡単、めずらしくうまくいった。夜はまだ読み終わらない「ダロウェイ夫人」。ベルンハルト「消去」注文。

 
2021/5/6

​軽井沢から帰り。ただ思ったことを口にすればいいんだ、それが誠実なんだ、といえるほどコミュニケーションは単純じゃない。だから残念だが、父には本当のことは言えない。できることは、いいと思う音楽を一緒にきいたり、映画をみたりして、黙って時間を過ごすことくらい。横をチラッとみると、歳をとって体力がなくなってきたせいか、途中で眠ってしまうのではあるが。
 
 
2021/5/4

車で上田のほうの温泉へ。18号から浅間山側のバイパスにはいり、新緑のいい道をドライブ。車多い。左には北側からみる八ヶ岳、右手には浅間山の裾野が広々。帰りは墓参り。風が強いので焚火は明日にする。落ち葉を掃除して、薪を割る。小枝を集める。
 
 
2021/5/3

荷物をまとめて東京駅から新幹線。「ダロウェイ夫人」読みながら、信州に向かう。本の内容がはいったり、しだいに入らなくなり、風景が変わる。父と叔父と、いつもの煮込みハンバーグ食べる。浅間山はまだ雪が白い筋を引いている。みんなでこないだここに来たのが、去年だったのか、一昨年だったのか、去年だったら何月だったのか、話し合っても誰も思い出すことができない。3人でDVD、ホウシャオシェン「非情城市」みる。驚いたことに、満州から引き揚げてきた80を越える父も叔父も二・二八事件のことを知らなかった。たぶんこれが日本の普通。

 
2021/5/2
 
朝起きて昨日のスキャンデータをプリント。花の写真をたくさん。昼には西さんが来て公園で珈琲。これから雨が降るそうだが、日差しはまだあって風は不自然に強い。仕事は戻らず、新たな補償金もない。西さんはそろそろバイトも考えている。でも戻ればいいというわけではない、それまでがそんなに良かったなどというのは幻想。世界が変わったのだから、こちらも別の人になる。
 
 

2021/5/1
 
雨の翌日、天気晴れた。チャリでアザブへ。新宿で1ミリの太いボールペン買う、ヨドバシにフィルムだし。六本木の手前、たけのこの里みたいな栃の花がかわいく木の上にのっている。アザブは窓を開け放って蚊取り線香。ばっとスキャンして茂木さんと麻布十番でランチ。茂木さんの写真、横位置、水平線の強さ、線の交錯の少なさ。帰ってスキャンした写真の整理。
ある友人の小さな子供が携帯で撮る写真は意外にも備忘録的な、弁当の写真や、親の顔写真など、わかりやすいものしか撮らないという。別のカメラマンの友人は道端とかをスナップしていると、自分の子供になんでそんな不気味なものばかり撮るのか?もっと明るい楽しそうな場面をなんで撮らないのか?と問いかけられたという。友人は(残念なことに)それなりに子供に説得されてしまう、。プルーストは記憶には意志的な記憶と非意志的な記憶があって、前者は知性的な記憶ともいっていて、そこには実は何も保存されていないという。写真を撮る行為は後者にアクセスする手段なわけだが。

trailsでの連載、アップされました。息が切れて、やっと20回。GWに読むには最適な、どうでもよさです。
https://thetrailsmag.com/archives/43606


2021/4/28

コーヒー、最近は朝たっぷりいれる。500cc弱。スタバのタンブラー新しいステンレスのやつ買ったら、これまでの問題点、フタが固いとか、傾けるとこぼれたりするのが全て解消、量も多く入るようになった。午前、また新宿中央公園にて撮影。今日は花の管理作業が入っているらしく、各地でしゃがんだり腕をのばして作業している人。いくつか撮影。一度帰宅してスキャンのためのネガチェック。お粥食べてまた新宿。ケーズシネマ、ホウ・シャオシェン特集「風櫃(フンクイ)の少年」。主演がパナナパラダイスの二人だった。台湾の建築は中庭というのか、テラスというのか、踊り場か、そういう内部と都市を媒介する空間があって、そこにはテーブルや椅子が置かれていたり、なんなら食事もそこでする。鳥の声がして、光が拡散して広がると、風も吹いて、届いたばかりの手紙を読んだりする。当然物語の舞台になる。この空間を感じたいために台湾映画を見続けているような気がする。夜は寝すぎで眠れず、アマプラで「台湾、街かどの人形劇」みる。


2021/4/27

朝起きて、無観客開催の要請、という謎の言葉があること知る。インドが大変なことになっている。コーヒーをたっぷりいれ、たまった洗濯。ヨドバシに紙を買いに行き、撮影。撮影は取引だ、という着想。帰ってきてプリント作業。緊急事態期間中はこのモードに入る。Lサイズで25枚。予想以上にてごたえあり。漠としたスナップ合戦からの逃避。夜はルーローハン二回目。昨日のよりはよくできたが、肉が固い。


2021/4/26

午前、グリーンビルのスタバ。原稿チェック、送信。そのまま新宿を撮影。ヨドバシにフィルムだし。PCがものすごい遅いがなんとかデータ編集、送信。また夕方は散歩して撮影。東京を表象しようとしない。懐かしがる必要はない。そもそも古いものに興味がない。記録しておこうという思いもない。普通に消えてなくなる東京で過ごした時間。スーパー買い出し。あさもどしておいた干ししいたけを使ってルーローハン作る。肉がでかかった。砂糖いれすぎた。ご飯多かった。汁が少なかった。
 
 
2021/4/25

​安曇野で二日間、ひたすら薪割りしたり、美ヶ原を歩いて帰ってきた。帰ると3度目の緊急事態宣言に日本めちゃくちゃ。居酒屋が酒を提供できないらしい。和歌山の撮影は延期になった。午前はじゅんくんの絵の複写をしに東松原へ。一時間で終えて帰宅。編集、送信。スーパーいく途中にバイト帰りの後藤くんとバッタリ。公園でビール飲む。トリチウムの人体への影響について解説してもらう。帰って干しえびをもどして、ビーフンつくる。干しえびはもどし汁を使うのだが、その効果の大きさに驚く。大満足。台湾料理練習中。


2021/4/20

​電車の中で三浦哲哉「LAフードダイヤリー」読む。おもしろー。自分はLA的人格なのだと確信。逆にNYは、ずっとよくわからない。昼から大学で撮影仕事。学生がようやく大学のキャンパスにいる光景。先生方の笑顔。夜はじゅんくんの展示してるBAR星男。じゅんくんは海外からの注文もきてるという、画家としてますます活躍。心底うれしい。
 
 
2021/4/19

​新宿中央公園のスタバでテキスト書き、送信。スタバの店内。店を見渡して、この空間の居心地の良さはなんだろう。世界どこにでもある、グローバルチェーンにしかない落ち着き。アメリカどころか韓国でもマックに入って感じた、おれはいまソウルのマックにいるのだ、というあの感動が懐かしい。ベンヤミン「パサージュ論」読み進め。夕方渋谷へでて歩く。撮影、思うようにはいかなかった。


2021/4/18

​朝起きて、顔を洗う。自分にとって写真撮影とはなんだろう?「子どもが(そして成人した男がおぼろげな記憶の中で)、母親の衣服のすそにしがみついていた時に顔をうずめていたその古い衣服の襞のうちに見いだすものーーーこれこそが、本書がふくんでいなければならないものである。」とはベンヤミン。認知症の老人が繰り返し反芻するおぼろげだが確固とした記憶。いつ、どこで撮ったのかはそれほど大切ではない、と書いたのは尾中浩二。
グリーンビルのスタバでテキスト書き。そのままヨドバシで印画紙検討、購入。立ち食いそば。強風のなか倒れた自転車を複数撮影。帰って印画紙をカットして、プリント、いい感じ。額装用のアクリルを注文。サイズ間違えた。


2021/4/17

天気がよくないので家にいる。銭湯いって、ビール飲みながら「夏子の酒」3巻読む。農薬の空中散布の廃止をめぐる合意形成への戦い。テレビからマー君復帰戦、中田にツーラン打たれた。
名取でやってるみちのく潮風トレイルの写真展が8月末まで会期延長することになった。センターはいま宮城県の緊急事態宣言の影響で5/11まで休館。改めてチラシつくる、そこに書く文章考える。普通のことが、簡単に書けない。


2021/4/16

撮影で京都いってた。帰ってきて、諸事情で福島行きは延期。急に時間できて気力なくなる。部屋で動けない。来週の山の計画。天気は下り坂。銭湯いったら休みだった。ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」読む、カレーつくる。いまは春真っただ中であり、4月は後半にさしかかろうとしていて、これから5月がくると、ついこないだまで冬だったことを忘れてしまうので、糸が切れたように夏にむかって突き進むのみ。今が一年で一番いい時期なのだと何度でも自分に言い聞かせているが、そのうち眠くなってしまう。


2021/4/12

早朝起きてマスターズ、松山みる、優勝おめでとう。後半ミス連発でハラハラした、するとライバルがもっと激しいミスをしたのでのけぞる。「おれはゴルフしか知らない」というような堂々とした表情が印象的。それから大塚さんのところにデザインした本を受け取り。何度も開いてページめくる。よくできた、うれしい。
チャリでプラプラしながら写真撮影。つつじとヤマボウシが満開。高校生の制服。最近撮りはじめた身の回りの写真は西新宿で過ごした10年という時間への個人的なあいさつ、というかレクイエムかもしれない、と思ったのは明らかに「灯台へ」からの影響。帰って週末の福島の準備。


2021/4/11

いくつか写真プリント。連載の写真をセレクトして送信。銭湯いってマンガ棚みたらやはり「夏子の酒」あった。ビール飲みながら読む。全六巻の分厚い版のやつで、2巻だけ抜けている。帰ってからamazonで2巻だけ注文。それを読んだらまた銭湯に通おうというせこい目論見。スーパー買い物。はじめてカレー粉と薄力粉でカレー作る。こないだくらぼうからおみやげでローリエもらったから。おいしくて満足。
 
 
2021/4/10

酔ってゆっくり起きた。二日酔いなし。チャリで新宿。新宿武蔵野館「マンディンゴ」。スーザン・ジョージは映画に選ばれている。いっけん黒人に寛容な主人公とみせかけておいて、奈落に叩き落す。自分の立つ位置がみえていない偽善者に対する映画を使った壮絶な復讐劇。新宿ふらふら、リンガーハットで皿うどん。夜はゲンロン、三浦哲哉×小松理虔×速水健朗「シン・フード論――『おいしい』から社会を考える」。みながら残ったご飯でチャーハン。「夏子の酒」読んでみようか、たしか銭湯にあった。ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」読了。


2021/4/8

​チャリでアザブへ。天気すばらしい。また西新宿のケヤキを抜けていく。スキャン作業して、午後は長谷川さんと写真レタッチ作業。NIAGARA SONG BOOK流しながら。きほんはずっとおしゃべりしてる。作業が終わったら、冷蔵庫からビールだしてきて、夕立のなか、つまみ買ってきた。テーブルに並べると、いいかんじ。とにかくずっとおしゃべり。ラジオとエヴァの話。チャリで優雅に帰る。


2021/4/6

​デスクトップPCがクソみたいに動きが遅くメールが打てない。怒りで衝動的に買い替え候補を検索するも思いとどまる。西新宿のロイヤルホストでランチ、ワインを飲みながら原稿書き。たぶんこれでなんとかなった。舞台から人が消えても、舞台は消えない、地面と床は残る。何を書いているのか、自分でもよくわからない。とにかく送信。酔いが回って、西新宿を散歩。青々としたケヤキやクスノキを撮る。今日は空気が澄んで、とびきりきれい。この西新宿のケヤキ通りは、これはパサージュっていえばいいのか。なるほどこの背の高い緑の天井と光の反射。外苑の銀杏どころではない。アスパラとソーセージのペペロンチーノつくる。


2021/4/5

​奇特な友人のおさむくんがプリントを買ってくれるというのでその打合せに向かおうとしたら、大阪のカメラマンくらぼうから電話があって、東京にきているという。新宿西口でおちあって、いっしょにおさむくんの家に向かった。みなで喫茶店に入る。おさむくんは金のいい仕事で苦労があって、データも消えたかもしれない。大変そうだった。店をでると雨が降ってきた。それから池袋にでて3人で飲んだ。おさむくんは先に帰って、くらぼうは今日泊まるところは決まっていない。いっしょに山珍居でルンペアと汁ビーフン食べた。それから家にいって遅くまで飲んだ。自分の写真をみてもらいながらいろんな話。くらぼうは背が高いが冷蔵庫の横で寝た。翌日はくらぼうは予定が夜までないので、まだずっといる。ふたりは大谷の結果がきになる。第一打席でホームランを打ったらしい。外にでると外は小雨。マックで朝飯。それから部屋に戻りヨーグルト食べて銭湯へ。葉桜を横目に過ぎる。銭湯でビール2本。駄菓子の串に刺さったイカの甘辛いやつ食べて、平和。再度部屋に戻って昼寝した。18時過ぎ、くらぼうは高円寺に用があるので別れた。

 
2021/4/3

​福島にいくことを決めてから、急にまた近所の写真を撮り始めた。マック、花、自転車、クスノキの樹皮。ビルのエスカレーター、ベニカナメモチの赤い新芽、葉桜。東京を表象しようとするのではない。ほとんど縦位置で。ヨドバシにフィルムだして原稿なかなか書き始めない。ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」読む。バラードに続いて、舞台が海辺の小説を読んでいく。人が主役ではない世界。
 
 
2021/3/29

​午前中、中央公園の人工的に植えられた花々をたくさんスナップ。河津先生が最後の出勤とのことで、近所でお願いしていた花束を受け取って電車に乗る。遅れて大学につくと、実習棟の前、かつては三号館があったところに咲く満開の桜の前で既に一期生が数人、河津先生を囲んでビールを飲み始めている。日差しの暑い、こんな花見ははじめてだと思う。自分が当時植えたハナモモの樹も実習棟の屋根に届くくらい大きくなって同じく満開。最後、先生の背中が、先生は自転車をひいて元気でな、といいながら、いつもと変わらない姿で門の方向に、見えなくなった。これは区切りではない。時間は過ぎない。大学の松芝園グランドの桜の下を歩いて帰る。土だったグランドは人工芝に変わっている。


2021/3/28

​茂木さんを名取の展示にご案内、その他いろいろ福島もまわって帰ってくると、車の運転が長すぎて背中がいたく、疲れて動けなくなった。朝の田園都市線で天気がよく明るい多摩川を眺めて家に帰るともう何もできなかった。翌日は河津先生が退官につき、御岳山の登山会があったり、この3月で会社を辞めるみのるくんとみゆきちゃんとも多摩川の近くで会った。桜が咲いていて、すでに花が落ち始めていて、その前の店でビール飲んだ。歩く横ではハナミズキの葉もでているし、新宿に戻るともうだいぶケヤキの葉が、緑の色の層が重なってしまった。
 
 
 
2021/3/21

​寝すぎ。引き続き確定申告作業、だいぶ進んだ。福島の宿予約。外は嵐。

宇多田ヒカルの「One Last Kiss」何度もきく。絶望的な、終末的な世界観はきっと映画の、エヴァはみたことがないからわからないが。歌の中の最後のキスというのは、現実よりも記憶にどう残るのかのほうが重要で、ネット上では現実を追い越すようにますますアーカイブが肥大化していく。最後の「吹いていった風の後を 追いかけた 眩しい午後」という歌詞は、老年になって死の間際に思い出す、幼年時代の一瞬の記憶。


2021/3/20

​午前、いろんな連絡。来週の福島計画。午後は心を決めて確定申告作業。ナース・ウィズ・ウーンド流しながら集中。ひたすら領収書整理、打ち込み。銭湯行って帰って、大相撲みながら作業継続。事務作業って楽しい。
 
 
2021/3/19

​黒いシャツ着て銀座、ジュエリーブランドのイベント、チェキ​撮影担当。チェキの撮影上手と褒められる。弁当うまい。途中、銀ブラするも身分不相応でユニクロと無印しか入れない。古いビルを改装したユニクロはヘルツォーク&ド・ムーロンのデザインときくが、ユニクロは所詮ユニクロで驚きなし。帰ってデータ編集、送信。

 
2021/3/18

​中林さん泊ってた。リンゴ切る。二人で朝マックいく。福島のこといろいろ相談。床の張替えしてもらうことに。バイテンカメラで部屋を撮影。なぜか兄夫婦も呼んで3人で撮影。それから車で成増へ、アオヤギさんを部屋で撮影。気温が上がって暑い。アルファロメオでガストへ。3人でパフェまでいった。日本は平和。

2021/3/16

​やる気でない。恵比寿のガーデンプレイスで料理動画撮影いく、謎に機材が増えている。河津先生退官につき、花屋を偵察。白鵬休場。大谷2発。群像、四方田犬彦の韓国の小説。文学がよりどころ。夜はチャーハンと漬物。

 

2021/3/14

シャワー浴びてコーヒーいれると日差しが部屋にいっぱい入ってくる。日が高くなった。今日は桜が咲いたらしい。観測史上最速。グリーンビルのスタバで映画のあらすじ通し読み。中央公園散歩して帰る。銭湯いって大相撲初日。群像で松浦寿樹×沼野充義×田中純「「映像」の運命」読む。空港がなんで好きなのか、わかった。大きい空間に光が上から降り注いで乱反射する。その光は水族館の水槽みたいな光であり、海の底であり、だから人々が右に左に魚みたいに回遊しているのを眺めてるのが好きなのだった。それがベンヤミンのいうパサージュの光だったのだ。

2021/3/13

よく寝た。コーヒーいれる。外は雨。福島のことをノートに書き出してみる。群像の古川日出夫の文章「国家、ゼロエフ、浄土」、それからゲンロン動画、平田オリザ×小松理虔×上田洋子「震災から10年、物語で地域は動くのか――『新復興論 増補版』刊行記念」みて、またノートに字を重ねる。演劇は自分を別のひとの位置に置く。エンパシーの気づきになる。さらに解像度をあげる。世の複雑さにめまいがする。自分は移住をする。東京を離れる。今日もLineで知人にそのことを伝える。本当にするのだ。わくわくする。ものすごい楽観している。わかっている。だからきっと、ものすごく、痛い目に遭うだろう。

2021/3/12

昨日まで福島。大熊町の住宅に滞在させてもらう。庭に梅のよく咲いている。たばこを吸いに外にでると星がきれい。季節外れの陽気であたたかい。10年前の3/11は雪が降った。それも季節外れだった。車窓から、福寿草が咲いている。請戸漁港で試験操業見学。あがったシラウオをいただく。シラスはイワシになるが、シラウオはシラウオになる。いろんな方々に会う。名刺が足りなくなる。主にこの世は人が主役で。あと家にも会う。広くて、きれい。いますぐにでも住めるすばらしい条件。松田さん、ようこさんと別れて、ひとりになった。洗濯物を干して、掃除機かける。テレビを消して、コンセントを抜く。フルハウスで本を買って、浪江の道の駅で食べた。帰りは渋滞にはまった、夜の首都高。

2021/3/7

朝起きて開沼博「選別と解釈と饒舌さの共生」流す。フクイチの中の作業を録音した音の風景。中原昌也のリミックス付き。写真数枚プリント。午後は三鷹、ハイカーズデポへ。ニノがおすすめしてくれるシューズを買う。派手だから思うが、合う人がいなくて売れ残っていた、なかじに履いてほしいと。人に選んでもらうのはうれしい。福島の話盛り上がる。吉祥寺にも寄っていつも着ている2000円のスウェット買うのと古本やに寄る。吉祥寺すごい人。9日から数日、大熊町に滞在することになった。いろいろ準備。

 

 

2021/3/6

青森追加で数枚プリント。縦位置の写真。本棚からいらない本を取り出して重ねていく。少しづつ荷物の整理はじめる。文芸誌読み進め。畠山直哉の陸前高田の文章など。夕方実家へ。仏壇に線香。母の写真に向かって、いろいろ報告すること多くて長くなる。父はこないだの腸閉塞でまた4日間入院、心底懲りたようで、酒も飲まないから会話が落ち着く。泊まらずに夜遅くに帰る。父の車に乗って、安楽亭のネオンも消えている尻手黒川道路。

2021/3/5

朝から予約していた銀行へ。ようやくネットバンキングへ切り替え。とうとう通帳使わなくなる。カードのアプリも入れて明細を確認、サブスクリプションサービスを大幅に整理。本屋で各文芸誌、震災特集をまとめて購入。帰って読みながら、青森の写真プリント作業。10枚ほど。

2021/3/4

チャリで麻布へ。気温上がる。ジンチョウゲ、ショカツサイ、タンポポ。みんなとおしゃべりしてスキャン、青森の写真。青森と言っても八戸以北の下北半島。道東と似ていて意外に雪が少ない。雪は少ないが気温は低い。地面が凍る。雪が多ければこんもりとしたお菓子のような雪景色になるが、雪が少ないと地面がむきだしになって厳しい。雪は風で吹き飛ぶ。茶色い色が寒々しく写真に映る。

2021/3/3

DTPの角谷さんに修正事項送信。料理動画撮影2件。10日寝かせた熟成豚のとんかつ。午後は中華。撮影中、ついきつい言い方をしてしまった。帰って銭湯。ブランケットを肩から覆って外へ。たばこ吸う。夜中の12時にいきなり兄が部屋に訪問。しゃべり方が普通ではない。話の内容はここには書けない。寝れなくなった。

2021/3/2

気温が上がり、雨。夕方から強風。写真編集送信。昼は料理動画撮影。2万円のステーキサンド。自分には縁のない世界。それから池袋に移動して印刷所にみなで集合、色校チェックや表紙の素材をあれこれ検討。いろんなサンプルみせてもらって印刷の沼におぼれる、とても楽しい。イニュニックさんといっていろんな写真集を手掛けている印刷所だそう。サイゼリアに移動して、さらに色校確認。傘の骨が折れそう。

2021/3/1

いろんな手続き必要でとうとうマイナンバーカード申し込み。自分の写真撮って送信。新宿大ガード下、歌舞伎町の向かいにできたヤマダ電機が撤退していた。フラッグシップで新宿家電競争に殴り込みという感の派手なつくりだったのが、いつのまにかの撤退というから驚いた。いまではなぜか窮地の大塚家具が在庫整理の大バーゲン会場になっており、付け焼刃だろうからガランとして、客がいないし、新宿の中心とは思えない場末感が漂う。残された遺失物を引き取るように、タオルケット買って帰る。タオルケットじゃなかったブランケットだった。

2021/2/28

マック​持ち帰り。チーズが2枚入ったダブルチーズバーガー。本屋ふらふら。通帳記帳。たまった雑事。請求書送信。銭湯、スーパー買い出し。かぶの味噌汁といわしの干物焼く。本読めず、ぼーとするだけ。このひと月でからだに意味が充満している。じっとして、放電させる。

2021/2/27

​ひさしぶり司さんとイベント撮影。自分とそっくりな人に会う。お互い笑ってよろこんだ。名刺わたした。2月これまで一日も休みなかった。やっと終わり。

2021/2/25

やっと時間できてクラッシュ4K@新宿シネマート。主人公の間抜けな表情が絶妙。すごい疾走感で終わり。奇しくもタイガー・ウッズの事故報道の直後になった。タイガーは前に多発不倫も話題になった、漲る性欲、メディアのスーパースターであり、薬物、交通事故と、バラード的世界観をまっしぐら。イベントの写真編集。送信。デザイン本も佳境。表紙の打合せ。おわって土岐さんとたばこ。もう沈丁花咲いてた。

2021/2/22

今日は朝から双葉の帰還困難区域を歩く。夜ノ森に比べて立ち入り緩和区域が広いのでフェンスのないエリアを自由に歩き回ることができる。日差しが熱いくらい。解体工事が進んでいる。この光景をいまのうちに記録に残す必要を強く感じて焦る。伝承館では得られない経験がここにはある。残念ながら「フルハウス」は休み。小高の街を眺めて南下、アクアマリンふくしまを目指す。「ここなら笑店街」で昼食。新しい楢葉のコンパクトシティを眺める。南側の富岡、楢葉の明るさに比べると、浪江、小高の静かさが際立つ。住むなら原発の北側だと確信した。アクアマリンふくしま。さかなきれい。いわきから常磐線特急。すごい5日間。終わる。

 

 

2021/2/21

まず浪倉海岸の海岸段丘の下に潜り込む。切り立つ巨大な崖、その下で新型テトラポッドが並んでいる異様な光景。そこから帰還困難区域、夜ノ森駅周辺、双葉に移動して、交流センターでやきそば食いすぎる。それから震災伝承館。テレビなどから伝わってくる情報と大差がないような。原発の中心地でしか経験できない展示になっていないのでは。疲れ切って富岡の宿へ。工事関係者が多い。だから夜はカレー。みな食堂では余計な酒は飲まず静か。さっさと済ませて部屋に戻っていく。夜はシナリオの議論。これまでの違和感を全部言う。いい感じ。

 

 

2021/2/20

福島出張。それまでは本のデザイン仕事と飲食動画撮影。一万円の鰻弁当もたせてもらう。こんな高くても売れるらしい。金持ちは目に見えない。なんとかデザインにキリがついて、出張前にDTPの方にデータ受け渡し。いい本になりそうで楽しみ。

福島のウォーキングイベント参加。二日間で帰還困難区域の南、富岡からいわきの久ノ浜まで。参加者40名以上。Jヴィレッジでタオル買う。多くが市町の職員の方々でもあり、地元のお話いろいろ。撮影仕事も兼ねる。大熊の方にさっそく移住の話をもちかけると、ほんとにみなさん喜んでくださる。気温があがって、桜の枝に花がひとつ。白鳥が移動している。イベント終わりでみんなと別れ茂木さん泉山さんと合流。まるで別世界。ふたりは今日はいわきを回っていた。湯元温泉の宿、朝起きてラジオつけたらいきなりNHKからウォーキングイベント取材のニュースが流れてきた。今日はこれから帰還困難区域の予定。

2021/2/10

デザイン仕事。送信。たばこ吸う。となりの梅がもう咲いてた。プリント買ってくれる友人、ありがとう。午後は料理動画撮影仕事。撮影終わってのどぐろ弁当いただく。のどぐろたぶん初めて食べた。うまい。帰ってデザイン仕事夜中まで。なんとかキリつけて送信。ヘロヘロ。たぶん世の中の人、これくらいは普通に働いてるんだと思う。夜中のニュース番組眺める。

2021/2/9

3日間、茂木さんと泉山さんと青森、下北半島をぐるっと。映画製作対話。2/7は母の2回目の命日。車内でバッハやケージや雪の中でレゲエもきいた。天気の変化めまぐるしい。氷点下の海風を身に受けながら撮影。帰って料理動画撮影仕事。Trails原稿最終送信。デザイン仕事作業夜まで。休み全くなくなった。夜中に「離婚しない女」みはじめて凄すぎるけど、力尽きて寝る。

 

 

2021/2/4

二日間ひたすら建築写真集レイアウト作業、なんとか形にして送信。うどん食って、印刷して打合せ資料作成。渋谷にでてツタヤ、資料のDVDレンタル。立春、記録的にはやい春一番の風。菊池成孔炎上。森喜朗失言&謝罪。帰って銭湯いって頭切り替え、トレイルズ原稿修正、送信。その他連絡事項送信。めずらしく仕事モードでバタバタ。味噌汁に干物焼く。最寄りのコンビニでクリームコロッケを頼んだら牛肉コロッケだった。この前はハムカツを頼んだらクリームコロッケだった。資料のDVDみる。

2021/2/2

建築本、日曜日に撮影してきた写真編集、送信。Netflixで「アンカットダイヤモンド」流しながら午後は写真レイアウト作業ずっと。主演のアダム・サンドラーってドリュー・バリモアとのコンビでラブコメが3本もあるの、全然知らなかった。いつか夏休みくらいにクーラーつけてポテチでも食いながら、連続で見たい。たばこ吸いすぎ。なるべくストレッチ。

 

 

2021/1/29

正直、中平卓馬は参考にはできないある特異な例、としか思っていなかった。そういう意味ではプロヴォークからなぜ植物図鑑か?を経て記憶喪失にいたり、伝説化してしまう、その一般的なイメージに自分ものみこまれていたと思う。アレ・ブレの頃、植物図鑑の頃、そして記憶喪失によってソリッドなカラーの縦位置写真に一気に振れていく晩年、というわかりやすい目印があって、それだからむしろというべきか、その記憶喪失の周辺にまたがる沖縄の活動、がこれまで全然目に入っていなかった。
沖縄の写真集は未発表だったものを2012年にまとめたもので、比較的新しいからまあしょうがないと言っていいのか、でもこの重要さに比べて、きっと多くの人がこの時期の写真をスルーして中平をイメージしていると思う。

中平は極端にストイックな思想のせいで自分の写真活動を窮屈に追い込んでいった流れは、ストーリーとしてある意味わかりやすく理解できてしまう。でもこの沖縄の写真集にはその輪郭線の外に広がる幅のようなものがあって。中平にはめずらしい沖縄というテーマ性と沖縄の光が、中平の写真論を中和したのだろうか、それでこの素直なフレーミングと美しさの両立が実現したのでは、とひとまずふんでみる。とすると、計画している福島移住にも少なからずそんな作用が、と妄想する大江戸線車内。

2021/1/28

線香たく。午前事務作業いろいろ。うどん食う。午後、映像撮影仕事を浅草橋。早く着きすぎて外で雨をしのぐ。雪になった。六本木の本屋で中平卓馬の沖縄の写真集と江澤健一郎著「中平卓馬論」をあわせて購入。74年~78年のあいだに撮影した沖縄の写真。モノクロからカラーへの移行と、そして77年の9月11日に、過度の飲酒で記憶喪失になるので、その断絶と連続の過程を一冊の中にみる。喪失以後の、カラー、光のまぶしさに震える。雪が降ると、あ、雪だ、と声がでる。それまで雪のことをすっかり忘れていたことに気づいて、大人でも子供みたく雪に触れたくなる、それを記憶喪失といってしまう。手のひらで受けると、溶ける。また手のひらに落ちてきて、溶ける。繰り返し試みる。そのような撮影行為。

2021/1/27

昼、花園神社の脇を抜けて、新宿にて撮影仕事。力が全然入らない。午後打合せ。味噌汁に干物焼いて、夜も打合せ。
バラードのいう〈記憶の失った男が浜辺で錆びた自転車の車輪をみつめ、その車輪と自分との関係の中にある絶対的本質をつかもうとする〉というこのイメージにずっと取りつかれている中で、こないだ六本木の本屋でネタ探ししてたら中平卓馬の写真集がいくつか復刊されていて、特に記憶を失って以降の写真が問題で、やはりあの有名な、子供(確か自分のだっけ?)と犬が浜辺でたわむれるのをみつめる中平の目線が、バラードの目と重なっていた、というのに今さら気がついて、情けない。また本屋いかねば。

2021/1/25

渋谷散歩、カツカレー失敗。午後、西荻窪打合せ。建築の作品集デザイン仕事。資料集めに吉祥時の古本屋「百年」と「一日」をはしごしてねばる。古本屋楽しい。帰ってチャーハンつくる。たまごと今日は焼津で買ったじゃこのチャーハン。

 

 

2021/1/24

雪にはならなかった、雨の日曜日。お粥とキムチ。昨日から体がかゆい。蕁麻疹ぽい。相撲みながらゴロゴロしてたら治った。結びの正代と朝ノ山の相撲が淡泊でがっかり。ブックオフで買った小川洋子「密やかな結晶」読了。固有名詞もでてこない。抽象的で輪郭線の太いアニメみたいな世界。「西瓜糖の日々」思い出す。神話のような厳かさを期待したけど最後まで人間ドラマだった。焚書の場面が残る、焚書はふんしょと読む。そこででてくる「本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる」とはハイネの言葉らしい。

めずらしくチャーハンつくった。シンプルなたまごチャーハン。細かく刻んだザーサイ振りかける。

 

2021/1/23

​送られてくる編集された動画に細かくコメント送信。うるさいと思われてると思う。ヨーグルトにもらったハチミツたらす。毎日線香たててる。雨の中バスに乗って髪切りに行く。バスの中でバラード短編「永遠の一日」。地球の自転が止まった世界。ずっと薄暮の、青い遺跡。ポール・デルヴォーの絵。ブックオフで適当に手に取った小説買ってみる。消滅に向かって、記憶を失っていく島の住民の生活云々。小説読んでるとスマホ見ない。スマホ見てないな、と気づくことすらない。夜中にラーメン食べた。

2021/1/22

​やっとなんもない日。スタバいって原稿に向かう。ずっと書いてるが同じところを何度も書き直しては消す。うまくいかない。家に帰っても原稿。少しだけ進む。相撲みてまた原稿向かうも、同じところがやっぱり書けない。一度離れなきゃどうにもならないと諦めて編集に送信。頭を掃除したいのでNetflixで「パラサイト」。全然面白くなかった。

2021/1/21

寝すぎ、自律神経崩壊。メールの応酬を横でみてるだけ。夕方なんとかレッドブル飲んで三越前で飲食店動画撮影。​うどん作って静養。すんなりバイデン就任。

 

2021/1/18

​書いてる文章全然気に入らない。サイキックTVのアシッドハウス時代のアルバム流してお粥つくる。午後はDTPの方と打合せ。なれない見積もり仕事に疲弊、送信。

こないだみた吉田豪のyoutube、ゲストでお笑いの永野がでているやつみてて、吉田豪がサブカルを一言でいうなら、自意識過剰といってて、終始、永野のサブカル自意識が邪魔をしてテレビでは生きていけない、という話。最近時代も下って、いや下ったからこそサブカルの呪いの根強さが目に見える。とはいえ下の世代には遺伝することなく、世代の島に孤立化の傾向。周囲を見渡せば、その呪いとどう付き合っていくかの角度の違いよって、道が分かれていくだろう。

2021/1/16

気温が上がった。午前文章書き。難しい。気温上がったのでチャリで麻布へ。文章書き。せいじ、相澤さんと打合せ。夜はDommuneでTG、サイキックTVのジェネP追悼番組。とんでもなく濃密な内容、厳粛な空気に気持ちが正座。生まれてくる時代を間違えたなと思いながら、80年代のゴールドの話などきく。カットアップや自動筆記による魔術的な自己の開放、そして全身整形によって妻との同一化を求めるパンドロジェニー・プロジェクトを経て、意外に人間的な泣ける展開に。

2021/1/14

起きて夢日記を携帯にメモ。映画秘宝の韓国映画究極ガイド買って読む。今日も動画撮影仕事。意見をもちすぎないこと。でも車のなかのテレビの声がそれを許さない。料理の世界では日本のシェフはこれから次々と他のアジアの国に抜かれていくだろう、日本は客のレベルが低いから店が育たない、自分で料理を作らないことには結局味はわからないと、Alternaviveのシェフがそう言った。テレビの中で菅首相は〈次の用事〉があるので質問を切り上げた。国民はまだこの首相を40%支持している。オードリー・タンの台湾はコロナ対策の会見を毎日開いて質問が終わるまで引き上げない。100回言えば国民に伝わる、といった。もうとっくに抜かれている。

夜はキム・ギヨンBOX「高麗葬」。

2021/1/13

 

毎日動画撮影で疲れてきた。原稿書けず。部屋をうろうろ。

キム・ギヨン傑作選BOXから「玄界灘は知っている」。韓国人学生が日本本土で日本軍として訓練に加わる、それは志願兵とは名ばかりで半ば強制に近かったとか云々。その日々を描いた〈光復映画〉。とんでもないラスト。傑作。

夜は刺身とごはん。バラード短編全集3。「たそがれのデルタ」と「溺れた巨人」。

浜辺に打ち上げられた巨人の死体が解体され、白骨化していくエントロピーの時間。忘れ去られた巨人の白骨にカモメが止まっているのを、今わたしは見ている。

2021/1/12

 

定期的にある、焼津の有名な魚屋さんサスエ前田取材。ずっと車内のテレビでワイドショーが大きな音で流れていてつらい。朝はTBSのグッドラック、昼はバイキング、夕方はミヤネ屋とハシゴしているそうだ。意見意見意見意見意見。息が苦しい。自分はコロナ関連のニュースがきつい、朝のラジオ、森本武郎スタンバイも毎朝声を荒げているし、きけなくなってきた。御殿場のサービスエリアでおりると冷たい空気を吸った。ここだけ雪が降って、うっすら芝の上に積もっている。

2021/1/11

 

仕事編集送信。やっと終わった。読書、ピラティス。高校サッカー決勝流して大して見てない。夕方、新宿三丁目で動画撮影仕事。帰って読書。テレビでニュースをみていても関心をひかない。緊急事態宣言という言葉の響きが空振りを続けている。こないだ友人からトランプの勝利をまだ信じている、というLINEがあった。驚いたがひとまずノーコメント。リベラル側の人はトランプ支持者のことを〈トランプ信者〉といって揶揄する。でも信じる、という意味では、どの人も自分の信じたい現実をこれが現実だと思って生きていることには変わらない。こういう時こそ、立ち止まって考える。これまでトランプを批判し続けてきたメルケルがトランプのtwitter永久凍結を問題視した、というニュースをきっかけにしてみる。

 

2021/1/10

 

酒飲まないから体調いい。編集作業ひたすら。うどん食う。バラード短編全集3読む。夕方に飲食店支援動画撮影仕事で六本木。贅沢なレトルトカレーいただいて家に帰って食べる。夜も編集作業。部屋暗くしてLeyland Kirby流しながら、ろうそくの火をずっとみてる。たまに息をふきかけると火が震えて光がまたたく。目を細めると、光の筋がこちらに向かって伸びてくる。

2021/1/9

 

緊急事態宣言で福島行き断念。仕事がたまっているのでしばらく酒飲まない。お粥生活。デニーズ文章書き。スーパー買い出し。バラード「終着の浜辺」読んで、ノートにメモ。スピルバーグが監督、バラード原作「太陽の帝国」みる。太陽の帝国って日本のことだった。廃墟の描写に不満。原作読まねば。今月末にはとうとう「クラッシュ」の4K版が公開されるので、そこに向けてバラード祭。

 

試しにここに書いてみよう。福島移住を計画しています。去年の11月に思いついた。東京を離れ、できれば原発の近くに。何をするかはわかりません。

2021/1/7

 

洗濯味噌汁、冬枯れ新宿スタバ。コロナで苦しい飲食店支援動画撮影仕事、今日から始まり、サムギョプサル。午後からとんでもない風。台風並みの低気圧が大陸から冷たい風を運ぶ。焼津港はおおしけで漁ができないと連絡。夜、家で韓国の異端、キム・ギヨンのBOXから「下女」みてぐったり。家庭を破壊する下女役の女優はバッシングにあって映画界から姿を消した。緊急事態宣言二度目の発令。

2021/1/6

仕事編集二件送信。延滞していたレンズ返却。銭湯。年寄りはほぼおしなべて尻の筋肉がしぼんでいる。腹がふくらみ、その下から急にへこんでからは、先に向かって細くなる。去年長いこと膝を痛めていたせいで、問題は尻だとわかった。
緊急事態宣言発令とドナルド・トランプの扇動。年明け早々ますます黙示録的ヴィジョンがネットから伝わってきて、そこにバラード的オブセッションが交錯する。厭世観に引きこもって悦に入るにはたまらない展開。「終着の浜辺」注文。

2021/1/5

​坂東寛二郎、有馬和歌子「寛和会」@国立劇場、撮影。一年でいちばんシャッター多い日。みなさん会を開くまで大変な苦労だったそうで、無事に終わってよかった。これでやっと年を越した気分に。帰ってくたばる。帰りに持たせてもらったまい泉の弁当と缶ビール。

 

 

2021/1/3

​実家から帰って仕事編集。浅漬け漬ける。夕方中林さん上京につき、せいじと後藤くん来宅。部屋に眠っていた土鍋ひっぱりだして鍋。みんなやたらたばこ吸う。線香もたく。ろうそくも点ける。後藤くんがひれ酒いれてくれる。おいしい。みんな人の話をさえぎってしゃべりたいことしゃべる。いつまでも話して飲んでいられる。気持ちよく何も残らない。ひとり、終電で帰ると、いまさら後藤くんが餃子を焼いた。

 

2021/1/2

​父は起きてすぐテレビをつける。音がうるさいので消してもらう。父は兄家族がくるので五目寿司をつくる。いんげんを切ってくれと言われるが、どうきっていいかわからない。暖房が効きすぎていて、いらいらする。近所を散歩する。子供時代を過ごした景色、変わらないように見えて、よそよそしい。何もかも変わった。この風景が一瞬で消え失せても、特に何も思わない。郊外。普通の顔をしている家や団地、それがそのままグロテスクにみえる。バラードはきれいに整えられた郊外の住宅に住み、客が来ると爽やかな笑顔で迎えたという。狂った魔窟を想像していた客は拍子抜けだったそうだ。狂気は覆われて見えない。亀裂は内側から巣くっていく。バラードは当然、すべてわかってやっている。

2021/1/1

​寝て起きたら元旦。シャワー浴びる。コーヒーいれて、ガルッピのピアノ曲流す。母の写真に手をあわせて挨拶。パンを焼く。渋谷にでて駅のまわり歩く。写真撮る。空はよく晴れている。夕方実家へ。線香あげる。父は掃除がおっくうのようだ。父は相変わらずいろんな人にいら立っている。父はみなに伝えたいことがあるが、伝わらない。どうすればいいかわからない。だから、音楽をきくことにする。あきらめて、無理に話をしない。少なくとも、いい音楽を聴くこと。

2020/12/31

​大晦日部屋でかみしめ。今年が消えていくのを部屋で待つ。年末バタバタで振り返る余裕なし。すぐに来年がはじまるのは、もう少し待ってほしい。やることはひらすらあるが、メールを返さず、ゴダールの映画史パラパラ。銭湯へ。水風呂からあがると風呂桶に座って、ただタイルの目地を凝視して動かない。今年が終わっていく。見届ける。

2020/12/25

​クリスマスにアトマイザーで香水をふりかけて街を歩く。天気いい。伊勢丹会館で寿司と日本酒。一貫一貫、寿司は食べると消えてしまう。カフカの手紙、パラパラ。

2020/12/22

​午前、飯田橋で打合せ。建築を建築から解放するには他のジャンルを交通させるしかないと思うが、しかし建築はみな建築の仕事で忙しい。夜、西新宿のロイホで竜太くんと食事。白ワイン。欅並木のイルミネーションは見えない。福島の話きいてもらう。

2020/12/21

M-1みた翌日。少しづつ大掃除。ぞうきんがけ。水冷たい。事務処理多数。アトマイザー注文。渋谷散歩。ツタヤいくとビデオデッキ欲しくなる。ブラウン管のテレビデオ買って地デジチューナーでみるの検討。郵便局、銀行振り込み、ヨドバシ、世界堂。プリント仕事。平出隆「野外をゆく詩学」ノートに書き出し作業。展示で無料配布の冊子、すごすぎ。かぶ、きゅうり、なすを浅漬け。

2020/12/19

多摩美に平出隆「最終講義=展」みにいく。橋本駅ではじめておりる。バスには乗らずに歩いていく。曇っていて暗い。郊外の団地抜けてトンネルを高巻きする階段。建売の住宅街を抜けると、なにもない丘の上に多摩美がある。試験会場はこちらです、の看板。面接の娘を迎えに来た車。平出さん会場にいらした。会場にはインクジェットプリンターが7代くらい並び、カタカタと音たてて印刷が進む、平出さんが印刷された紙を運んで端にまとめる。河原温はまだ生きている感じがする。奈良原一高のデュシャンの大ガラスを撮った写真にひっかかる。平出さん寝ぐせあった。話しかけずに帰る。

2020/12/18

例えばギターという楽器をはじめる。スケール奏法を覚えて、アドリブで演奏を楽しむことができるようなところまでいく。そこまでいけば、ステージが一段上がる。あとはほっといても音が溢れてきて、そこいらじゅう自由に泳ぎ回れる感じ。何か一つの物事を始めるとき、英語でも、料理でも、読書でも、スポーツでも、まずはギターでいうこのステップを目標としてイメージする、とわかりやすいのではないか。では写真ではどうかと、プリントした写真を眺めながら考えている。全然わからない。

2020/12/17

寒波、山の向こうは大雪。コロナ東京800人超え。「4号線と6号線」読み進め。昨日の福建中華に刺激されて山珍居で魯肉飯。読了して福島の計画をまとめて送信。兄の事務所に顔だす。兄は少しずつ元気になってきた。道東の写真を数枚プリント。instagramおそるおそる少しづつ更新、前の少し消す。

2020/12/16

群像11月号の古川日出男の福島を歩いたルポ「4号線と6号線」読みながら1月の福島撮影の計画いろいろ。読んで鍛えるは超越への感度。夜、下北沢のピンクムーンレコードへ。じゅんくんの絵を買ったのでそれを受け取り。じゅんくんとおーちゃんとつまりCAMISAMAのふたりとふたりが行きつけの中華屋へ。おいしい麻婆豆腐と海苔スープと紹興酒。おーちゃんはずっとビール。帰り道冬型寒波でものすごく寒い。酔っぱらうと視覚世界が、意味からカタチへと拡散する。夜景を撮りながら帰る。ずっと脳内には山本精一「セルフィー」の中「simon」のメロディーが反復。

2020/12/15

さっそく渋野の夢見た。大塚さんに教えてもらった「君の誕生日」@シネマート新宿観る。女性客が多い。韓国、セウォル号の事故の遺族を描いた映画。終盤で誕生日会の長まわしがはじまると泣いた。声が出そうになるのを抑えた。自分も映画とかみて泣くんだと感心。呆然としてベルクでビール。帰ると山本精一の新譜「セルフィー」とザハの初期のアンビルドドローイング集届いてる。オレの部屋サイコー。

2020/12/14

​​二日酔いで寝すぎ。やっと起きて皿あらう。ごみ捨て。寒い。仕事編集、送信。午後はアザブでスキャン作業。シゲさんがひとりで議事録つくっていて、うなだれて、全然向いてない。この世に議事録づくりに向いてる人なんていない。いてはいけない。写真スキャン集中。道東の写真がますますすごい。帰ってゲンロンの動画「小田部胤久×宮﨑裕助「カント『判断力批判』からみる美学史と現代思想――『美学』刊行記念」みながらノートつくる。面白くて頑張って理解努める。いったん世界に無関心に、消極的に接することによって→経験的なフィルターを解除し→逆説的なしかたで美的に関わっていく、という態度は僕はスナップ写真の技法だった。なるほどと思って寝れない。深夜に渋野のゴルフ応援しながら辛ラーメン。バンカーショットがいきすぎてしまった。

2020/12/13

 

​久しぶりのヘビーな二日酔い。ワインですっかりいった。昨日大塚さんと話したことを思い出す。映画「君の誕生日」から「はちどり」の話、災害や事故の慰霊をフィクションが担っていく。とすると柳美里の「JR上野公園口」の話。それからザハに繋がっていく。みな女性が他者の声を語る。大塚さんの大量の蔵書の中からザハのアンビルドデビューとなった「香港ピーク」のドローイングみせてもらって感激。大塚さんは仕事を縮小、もうスタッフはだれもいなくて、建築に別れを。自宅を改装して古本屋をはじめるという。楽しみ。中標津の前田肇さん写真集みなに買ってもらった。ありがとうございます。なんとか夕方に起き上って、銭湯にいった。今日もそんなに寒くない。

2020/12/10

午前、連絡事項、午後勉強。止まっていた瓦礫の未来「ザハ、無念」の年表書き出し。自分が2000年に大学に入って表現の世界に身を置いたときには、モダンもポストモダンもデコンストラクションも破壊された後であって、9・11も起こったし、まさに瓦礫(デブリ)の上でヨチヨチ歩きをはじめた、ということが書き出してみて一目で確認できる。建築の大学で働いていた時もその共通認識はなかったと思う。まだデコンの建築家が派手に雑誌に踊っていて、CGが、まだネットの可能性があって幼稚な感じ。"環境"という言葉がふわふわとオブラートになって、瓦礫(デブリ)を直視しない。リーマンショックがきて、小泉首相の自己責任。四川大地震は9万人も死者がでたことを知らなかった。河津先生は吠えていた。先生の中には68年があって、戦争になるなら年寄りからまず行くべきだと言った。そうして原発が事故を起こしてもこの国は目を覚まさない、、自分も同じ。2016年ザハが死ぬ。安保法制。今年は元旦に天皇杯の決勝をみに新しい国立競技場に行ったことから始まった、ザハの追悼から始まった。呆けてたらコロナがきた。

 

 

2020/12/9

午前仕事。せいじから連絡あって車でドライブ。東京駅のイチョウの色づき。気密性の高い車内、皮のシート、やさしいハザードの音。銀座の老舗洋食屋。銀座のど真ん中で、店に入ると地方に瞬間移動したみたいな座敷の席に通され二千円もするハヤシライスやりながら、今後の計画の話きいてもらう。豊洲のぐるり公園で釣りの人たくさんいる、夕日。後藤くんがボロいチャリで来た。今日は潮が入ってこないから釣れないだろう、といった。帰って味噌汁つくる。磯崎から分岐して、プラトン「ティマイオス」読んでみる。

Trailsの連載が更新されました。
https://thetrailsmag.com/archives/39987

タイトルは宇多田ヒカルの「虹色バス」から。

名取の展示の際に考えていたことを書いてみました。

2020/12/8

りんごとバナナとヨーグルト。中林さんの豆で珈琲いれて、スタバのタンブラーにいれて飲む。仕事作業いろいろ、久しぶりにアザブに行って、みんなでお喋りしながら作業いろいろ。道東の写真スキャン。いい写真多い。被写体の本性に従えばよいだけで、ただ撮ればよかった。夜は長谷川さんの溜まった愚痴をききに葉子さんもいっしょにお好み焼き屋へ。耳を疑うような話の連続に、暗い気持ちになって帰る。変な夢もみた。

2020/12/7

なにも用事ない日。アパートの庭の楠木の剪定で業者が入っている。隣の人がうちの金木犀もついでに切ってほしいと5千円札を直接渡していた。日記書き。昆布だし味噌汁、ご飯。メールやりとりいろいろ。ヨドバシフィルムピックアップ。今日はあったかい、久しぶりに中央公園ランニング。ピラティス、銭湯。磯崎新、木嶋佳苗、DVDで神代辰巳「アフリカの光」。75年、ショーケン全開。アフリカのキリンと羅臼の冬。

2020/12/6

日曜日、ロイホ、一人でランチ、グラスワイン。それからチャリで下北へ。CAMISAMAのじゅんくんは、牧田純という画家であり、曽我部さんのレコード屋でやってる展示の最終日。たぶん会うの3年ぶりくらい。じゅんくんいよいよこれから新たにはじまりなおす兆しを感じる絵の数々に感慨。ドアを換気であけてなくちゃいけないから寒そう。自分はCAMISAMAのサポートベースだったころがあって、九州ツアーもいった。その頃に佐賀でいっしょだったミュージシャンが偶然見に来ていて、再会。驚いた。せまい車で移動したの思い出した。佐賀は海苔が有名だときいた。他にも驚くこともあったし、祈りを込めて作品も買った。というより作品を買うこと自体ほとんど祈りみたいなものだ。今度お祝いをしようと別れて帰ってから、作品を部屋のどこに置くかの検討。

2020/12/5

 

北海道の中標津、開拓時代に小中学校の教諭だった前田肇さんが撮影した写真を写真集にする、不思議な縁で編集に関わることになり、それが完成。

一度もお会いしたことのない、時代も空間も違う写真のアルバムが、遠くから段ボールにぎっしり入って届いた。茂木さんといっしょに写真を選んでいった。茂木さんは自分にはない力強さで断定的に写真を選んでいってすごい。

前田さんは一度はカメラマンを目指して上京するも北海道に戻って教職についた。子供たちを撮った。大人も子供もみな働いて開拓した。時代が写る。圧倒的な自然、目の前の現実の強度。井上陽水が好きだった。「闇夜の国から」をよくききながら麻雀をしていた。娯楽の少ない僻地の暮らしに、遠くから届く音楽だった。そんな前田さんの個人的な視線を感じるとき、写真がぐっと踏み込んでくるように思える。自分はやはり私小説として読んでいる。

興味のある方、欲しい方、見てみたいという方、連絡ください。

 

 

2020/12/3

 

寒い、暖房のリモコンの電池替える。ネガファイル買い。かわいいペンケース買い。それからスタバでクリスマス限定のタンブラー、ダイヤモンドグラデーションを買って、それにコーヒー入れて帰る。「瓦礫の未来」読み進め。磯崎新の歴史観を年表にして書き出してみる。なにせ50年も前に生まれた人であって、自分の中途半端な歴史観を更新しないと読めない。
それからまた北海道の残響が。こないだ訪れた「この世の果て」とも呼ばれる野付半島は別海町の中にある半島なので、別海について調べていたら、あの練炭で男を連続殺人した木嶋佳苗が別海出身だということがわかり、佐野 眞一著別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判」を注文。「別海」という2字のタトゥーいれたらかっこいいと思う。

2020/12/1

転がる石のスピードが速くなっている。茂木さんとの北海道撮影旅から戻ってきたのが二日前。道東の厳しい風景にすっかりやられてしまいその後遺症が残ったままの生活なので、二重にものごとが進んでいるというのか、イメージがだぶって現実がふわふわしてる。ゴルフボールを咥えたカラスたちと、廃墟になったソ連の建築を思わせる根室グランドホテルのキリル文字がフィードバックする。自分への土産はアッケシの昆布のみ。味噌汁つくる。とにかく「瓦礫の未来」を読み進めよう。今日は誕生日。ひとり、部屋でろうそく灯そうとして、そのまま寝た。普段の平均以下の一日。

2020/11/21

​アーキティヴィジョンの塩入とラインのやり取りしてたら、こないだ見てきた筑波センタービルの残像がちらついてきて、現代思想の磯崎新特集をふたたび手に取る。椹木野衣のインタビューを読みながら、自分は何かの霊にとりつかれているのではないだろうかという気分に。ザハは日本に「暗殺」された、と磯崎はいった。コロナが明けたら、まっ先にザハの北京空港に降りたたねばならない、というメッセージを受信する。いてもたってもいられず、ヨドバシにいってiphone12miniに機種変。

アーキディヴィジョンの建築、撮影したものがアーキテクチャーフォトに掲載されました→こちら
フィルムで撮った写真をみて塩入が「未来みたい」と言った言葉が残っている。90年代のハウスメーカーが作った住宅の外壁を残したまま新たなファサードを共存させて記憶を引き継いでいく試み。アーキディビジョンのWEBサイトではまた違った写真構成になっていますのでこちらもあわせてご覧ください。
https://www.archidivision.com/ryogoku

このサイトでもそのうち自分なりにセレクトしたものをアップする予定でいます。
 

2020/11/20

​本をとっかえひっかえ落ち着かない。考え事。仕事送信。新宿中央公園を走って筋トレ。ふとももを鍛えて膝の負担を軽減。芝に寝転がって、都庁上層部を凝視。相撲みてから麻布へ。みちのく潮風トレイルをスルーハイクして帰ってたばかりのしげさんと飲みに行く。おかえりなさいと乾杯。麻布十番で、白子とか、あさりの酒蒸し。居酒屋の小さいテレビで日本シリーズ。菅野打たれた。しげさんはのんびりしていて、独身で、どこにも属していない。だから話せることがある。店をでて公園でたばこ吸う。歩き終わってしまって、しげさんは寂しいといって笑う。放心して家から外にでないから、今日の昼は風が強かったことも気づかなかった。

2020/11/19

​午前、新宿で撮影仕事。暑くて眼鏡くもる。夕方おさむくんに誘われて東麻布のPGIに圓井さんの展示に行ったら本人がいらしてびっくり。もういまは工芸大、写真学科の教授なのだそうだ。タイトルは「天象(アパリシオン)」。圓井さんはこの展示は写真論写真なのだといった。写真は複数並んでいるが写真のひとつに目をこらしても何も見えてこない、この空間がこの写真展なのだ、といった。写真に囲まれながら、ずっと話した。「わたしたちはプラトンに反論できるのか?」というエッセイがついた冊子買う。今度、哲学の勉強会をしてもらうことを約束。圓井さんとは別れて、おさむくんと珈琲飲みに行く。おさむくんは毎日のように撮影が忙しい。疲れているようだ。珈琲を注文しないまま、店の外で電話して、なかなか戻ってこない。夜はもう一件銀座で仕事。

2020/11/18

こないだ福島の南相馬にある柳美里の自宅の一階を改装した本屋「フルハウス」に行って小説を買ってきてそれを読んだ。同行した叔父もその時初めて柳美里を知って本を買って帰った。これから柳美里の他の小説も読みたい、何がおすすめか教えてくれ、というメールがあった。父は素直じゃないので柳美里の本を買わずに別の本を買った。父らしい。父は今年で80になったが今になって、もっと小説が読みたいと言っている。それまではそうではなかった。しかし目が悪くて疲れるのでなかなか読めない。だから今度目の手術をするそうだ。
自分は柳美里の小説は、近寄りがたい感じがして食わず嫌いだったのが、ここ最近東北の縁で読むようになって、今回「フルハウス」にも寄ることになった。「JR上野駅公園口」を読んでみて、小説ってすごいなあ、とアホみたいに驚いている。小説は大人になって読む。歳をとってから読む、そのほうが若い時よりずっと入ってくる。だからこれから、生きていって、ますます小説を読む。いよいよ本番だと思っている。父も叔父も80になって、これからまた新たに小説を読む。世の中はますます鬼滅の刃なので、小説のことなんか考えない。それはむしろこちらに勢いがつく。だからこちらは余計にその分、読むことにする。

 

 

2020/11/17

父の80の祝いに新宿でキャンドル買う。イタリアの古くからあるやつらしい、13世紀のフィレンツェでドミニコ会の托鉢修道会の僧院内にあった薬局、というからなんかきいたことあると思ったらトマス・アクィナスがまさにその頃なのだった。ふーんと思ってそれにする。夜にろうそくを灯して過ごす時間は、テレビ、特に父はBSをよくみるから、夜は政治の討論番組だらけでそればかりをはしごして、怒りに共鳴しながら自らの意見をかためていく、、。その光とは対極の光、静かな夜を過ごせば、眠りも深くなるだろう。箱からいい匂いがするので鼻に近づけてずっと嗅ぐ。匂いが人肌のようで、離れたくない。

 

2020/11/16

やたらと仕事がはかどる日が月に一度か二月に一度くらい、この日がそう。いろんな人にいろんなもの送る。グールドのバッハとかファントム・スレッドのサントラ流しながら進める。ドア2つとなりの藤原さんがこのアパートに20年間住んでいて、今日でていく。コロナで仕事がなくなり地元の高松に帰るという。長く住んでるひとがいなくなるのは寂しい。近所がまとまって停電したとき、みんな外に出てきて、困ったなあと言いながら、なんかわくわくしている藤原さんのくちぶりが懐かしい。あと藤原さんはコントラバスの奏者で夕方になるとよく練習する、その音がこの部屋にも漏れてくる。藤原さんは練習しているのに、自分は何も練習しないで、相撲をみたり、銭湯にでかけていく。今日からその音も聞こえなくなる。酢を買ってきて、野菜をたくさんピクルスに漬けて、夜は北海道の準備など。

2020/11/15

残していたレタッチ仕事。近所のジャズ喫茶で考え事。うるさいおばさん入ってきたので出る。おだやかな陽気とマスク。桜の紅葉。配信でポール・トーマス・アンダーソン「ファントム・スレッド」。最初のカメラの動ききもちいい。現代でありながら中世のような優雅なテーマパーク感味わう。よくこんな話思いつくな。サントラも聴く。ジョニー・グリーンウッドってレディオヘッドのギターの人らしい。それから柳美里「JR上野駅公園口」読了。誰かにこれよかったよとか読んだ方がいいよとか全然勧められない小説。誰もがなんらかの理由か偶然手に取って、事故のように読んでしまって、読んでしまったら読む前には決して戻れない。こないだ思いついた自分の今後の身の振りとシンクロするようで怖い。実行するのだろうか本気なのかと思うけど、覚悟とかやる気とか強い意志とかでは全然なくって、そういうことを思いついてしまったので、思いつく前には戻れない。思いついてしまっけど、冷静に考えてやっぱりなかったことにする、ということのほうが難しい。やれやれと思う。眠れなくなった。テレビつけたらゴルフやってる。

2020/11/13

ながらく編集してた建築写真をやっと送信。謎の仕上がりになった。すぐに返事がきて、喜んでもらえているようで良かった。しじみの味噌汁、塩竃の魚市場で買ってきたサバの干物焼く。夜は後藤くんに誘われて下高井戸シネマ「れいこいるか」最終日。どこを切ってもいまおか監督。これだけ世の中が変わったように見えて、いまおかさんの映画の変わらなさに泣けた。リスペクト。世田谷線の踏切をすぎ、ガールズバーの呼び込みの声を抜けて居酒屋へ。後藤くんが豊洲で釣ったタチウオの写真みせてもらった。

2020/11/12

​今回の旅の途中で急にひらめいたことがあり、そのことで頭がいっぱいになる。それを実行するとしたら、これまでの生活の大部分を捨て去ることになる。念願の、カメラマンをやめること、ができる思いつく唯一の方法。すると他のあらゆることが色あせて見えてくる、そういうモードに入ってしまった。髪切りに行く。色は赤にする。秋冬っぽい感じ。

 

2020/11/11

​父と叔父を名取トレイルセンターでやっている写真展に案内する。いわき回廊美術館を経由。名取の展示みながらあーだこーだ。夕暮れの海、松島のホテル。翌日は松島観光、素晴らしい天気。板橋さんに教えてもらった馬の背をみて福島へ。南相馬の小高駅にある柳美里の本屋「フルハウス」。国道6号線を通って福島第一原発、帰還困難区域、双葉駅を。残された住宅を写真に撮る。水道工事をしている人に父が声をかける。帰還困難区域の解除が近づいているのか、今のうちから家の整備をはじめているらしい。南下して広野町の火発の風景。最後はつくば駅で磯崎新のつくばセンタービルをみにいく。これぞポストモダンの代表。写真を撮るにしてもどこを撮っていいのかわからない象徴性のなさ。地元から愛されている感一切なしで誰もいない。ビル内の店舗もみな撤退してしまったらしい。広場のデザインは空洞、廃墟がコンセプトだったというが、使われながらにしてすでに廃墟の様相。これは人間のために作られた建築ではないのだ。客が全然いないもの哀しいレストランで上品で優しい頭ツルツルのおじさん店員。コーヒーだけ飲む。1983年竣工。ああ、しかしこれが、この感じが自分の無意識の中に沈殿してきた故郷なのだ、という感動がじわじわとこみ上げてきた。

2020/11/8

​長谷川さんとのトークも終わり、自分のなかで一区切り感。その後中林さんきてカメラマン仲間でヨドバシの前でバイテンカメラたてて集合写真撮った。たかひろがずっと集まりにこなかったのが、とうとう突然現れた。現れたら驚かれる、それがわかっていてヨドバシの角を曲がった。みんなにみつかって名前を呼ばれた。みなは温かく迎えた。それから3時から飲み始めて、めずらしく写真の話した。写真の仕事をしているのに、写真の話ができるひとは少ない。そんなものだと思いつつ、どういうことだそれは。翌日は二日酔いで仕事してその次も仕事。やっと落ち着かせて、図書館へいった。本屋いった。両腕にたくさん抱えて大人買いしたかったけど、一冊だけにした。

2020/10/25

​西村カメラにフィルムだして池袋へ。久しぶりに恭司さんとお会いする。マルハバでビリヤニとチャイ。西日散歩して喫茶店。コーヒーとiphone。午後の時間をたっぷり過ごす。みかさんに勧められて、膝が治らないのでピラティスはじめる。

2020/10/24

朝霞の建築の撮影でおじゃまする。フィルムで建築のスナップ。奥さんがつくってくれた料理をかこんで食べながら撮影。元気でやさしい子供たち。奥さんはここに引っ越して2年たつがグリルを使ったことがなく、今日初めてグリルを使ってさサンマを焼いた。サンマの写真を撮った。栗ご飯もある。写真はフィルムでどうなっているかわからない。でも撮影があって、みんなが集まって、そのせいもあってはじめてグリルをつかった。もっとこれから使おう、と思ったかもしれない。天気もよかった。そういう日になった。

2020/10/23

朝ゆっくりお風呂。気温とお湯の温度がちょうど釣り合うようでずっと入っていられる。バナナ、りんご、目玉焼き。昨日のアーキディヴィジョンの文章読みながらあれこれ考える。写真編集送信。午後に滝沢さんきてサスエ前田の塩の撮影を部屋でやる。ピンク色の粒のそろったとてもきれいな塩の結晶。小さいスタジオセットして、20分で終わり。すぐ編集して送信。

2020/10/22

写真ずっと編集あーだこーだ。人がくるので部屋を片付け。窓をあけてこもった空気を入れ替える。建築家アーキディヴィジョンの二人がきて、お湯をわかす。コーヒーは飲み飽きただろうから、お茶をだす。模型をみせてもらったりして空気があたたまってきてから、いよいよさっきまで編集した写真をみてもらって、あーだこーだいう。感触いいかもしれない。それから山珍居いって食べて、また缶ビール買って部屋で2次会。猫が窓枠を通ってみんなでわー猫だっ、とかいったり矢崎さんがゴキブリをみつけてスプレーかける。写真だとなかなか味わうことがない、いっしょにものをつくっていく悦び。

2020/10/21

今日も日差し。外に出る。グリーンビルスタバ。久しぶりの日差しをまだ葉の落ちないケヤキがたっぷり受け止めて、でも隙間からすこしもれるのが木漏れ日で、それが自分の座るテーブルまで届いている。。荒川洋司「文学は実学である」すこしずつ読む。本を読むことは抽象的なことではなくて、具体的な体験なのだ、と教えてくれる。楽しい時間を過ごすのがほんとに上手な人。参考に。帰って写真編集送信。

2020/10/20

天気待ちの撮影、やっと晴れて撮れる。午後になって雲が切れると一気に気温が上がる。車の中で担当の林太郎さんとおしゃべり。林太郎さんは最近子供が産まれたばかり。子供の世話をしながら家で肉の塊を二時間半かけてゆっくり低温調理しているらしい。鍋からの蒸気で部屋がしっとりして時間がゆっくりになる。さっきまで泣いていたあかちゃんが寝ている。なんて幸せな時間だろう。温かい気持ちになる車内。

 

2020/10/19

写真仕事編集。方々連絡、癒されない。スタインベックのこと調べていたら安藤百福センターのシンポジウムの面白いPDFみつけてDL。「エデンの東」からエリア・カザン続きで「波止場」。これがとんでもない傑作。マーロン・ブランドを一生好きになる映画。コンビニでPen立ち読みしてたら、要さんがでてきて「エルサレムのアイヒマン」紹介してた。こういう縁で読まないとたぶん一生読まないと思って注文。高い。ほんとは読まない気がする。

2020/10/18

朝に風呂入る。日曜日のテレビ。写真編集終わらない。近所のコチンニバースでカレー。スタインベック短編集、「白いウズラ」「逃走」「蛇」。さらにスタインベック特集は続いて、映画「エデンの東」みる。ジェームス・ディーン初体験。動きがうるさくてすごい俳優。今でもすごい面白いし現代にも届く映画なのに、タイトルもしっているし、すぐ近くにあって、でもこれまで約40年間見ないで過ごした。逆にいえば40年の壁を今やっと越えたともいえる。見えない壁にすっかりとりかこまれて生きている。

2020/10/17

連絡が下手。メールをいつまでも後回しにする。電話はもっとだめ。部屋掃除。トイレにクエン酸スプレー。写真編集。銭湯。銭湯の待合でおばさんグループが坂口憲二の話をしていた。そういえば、坂口憲二ってどうしてるんだろう。難病でいなくなってあれからどうなったんだろう、さあどうなったんだろうねえ、、という話。帰ってスタインベック短編集読む。「朝めし」はわずか5ページ。一度読めば焼き印のように脳に焼き付く最強の短篇。

ありがたいことに、みちのく潮風トレイルの写真展に際して、ハイカーズ・デポの長谷川さんがトークを企画してくれました。youtube配信11/3 19時からやります。

https://hikersdepot.jp/news/10978.html/

2020/10/15

深夜に父の着信にでると救急車からだった。救急隊員の方が説明。サイレンで声がきこえにくい。深夜に目が覚めると熱がでていた父はコロナを疑った。少し考えて救急車を呼んだらしい。落ち着いていて、意識もしっかりしている。検査の結果がでるまで隔離される。検査結果がでるまでだいぶ時間がかかるらしい。面会もできない。この日は一日恵比寿の建築撮影。

 

2020/10/14

銀座松屋8階でせいじと中古カメラ市へ。おじさんの熱気。ライカのレンズ、想定してた3倍の高い値段で買う。自分はそこまでオールドレンズキャラじゃないのではと思い直して、ズミクロン87年製にした。森高デビュー年、台湾では戒厳令が解除、ソ連崩壊にむけて雪崩をうって進んでいく最中のレンズ。せいじは欲しいレンズを隣の客にさらわれたのがずっと気になっている。客の少ない中華屋でハイボール飲んでせいじと別れ、新宿へ。レンズレンタル、注文してた名刺受け取り。いきなり電話あって中林さんと、ガードレールに座ってコンビニコーヒー。

 

 

2020/10/13

​後藤くんと、楽しみにしていた台湾映画「バナナパラダイス」@新宿ケーズシネマ観る。日本初上映というのが信じられない奇跡的な傑作。最高。映画がおわって明るくなると、おそらく中国出身の女性の方が声を出して泣いていた。それを横目に過ぎる。それから後藤くんと夜の神田川を散歩コンビニ飲み。後藤くんは最近よく釣りをしているという。世の中に、本格的に背を向けはじめたのだ。

2020/10/12

​ベルクでみた石丸元章「スタインベックのベーコン」に衝撃。ジョン・フォード「怒りの葡萄」みる。仕事、労働、資本主義。グレーバー「ブルシット・ジョブ」読みはじめ。ブルシット・ジョブとはある仕事に従事しながらその仕事がどうでもいいし、意味がないことを本人が自覚している、自覚しているがそれは口には出さないことになっている、そのおかげで維持されている、そういう類の仕事のことをいう。思っていて、ないことにしていること。宇多田ヒカルが「虹色バス」で「Everybady feels the same」と歌ったそのこと。

2020/10/11

​父から電話、入院しているという。父はもう10年以上前に大腸を手術してから度々食べ物で腸閉塞を起こして入院した。今回はだいぶ久しぶりだった。自分で苦しくてどうしようもなくなって、もう母はいないので、タクシーを呼んで急患で自らを病院に担ぎ入れた。実家にいって必要なもの、スリッパ、髭剃り、喘息の薬をピックアップして父に届ける。うまいものでも食えと4千円受け取る。

2020/10/10

​金木犀の花が雨で落ちた。川の臭い。コンビニ。youtubeでプリンスのライブ。レベッカ・ソルニットの文章わかりづらい。夜のコーヒー。

2020/10/9

​人がゲロを吐きまくっているところにずっといて、彼女は何時間も吐き続けた。彼女は指をつっこむことができないので、自分が指をつっこんで吐かせた。吐きながら笑って泣いていた。また吐いた。生きている、という感触。人の世話をすると、元気をもらう。

2020/10/6

​原稿ムズイ。なんとか送信。コロナで偏りすぎたので仕事の免疫、耐性がなくなって日々が激しくつらい。身体が電車に乗りたがらない。パスモでピッと改札を通るのがいや。ごまかしていけるけどいつまでもそうはいかない。判断が迫られている。

2020/9/29

​急に仕事いろいろあって逃げたい。束の間中央公園の芝生に座る。ケバブ食う。芝生で遊ぶ保育園の子供たちを眺める。もし自分が保護者であれば、怪我をさせてしまう。「全力で、何も起きない一日を。」とは、ビルメンテ会社の広告を駅でみてつらい。可能性の穴をふさいで、未然に防ぐこと。リソースは全てそこに注がれる。それが何よりも求められる結果であること。

2020/9/27

​朝、竹内結子訃報。「リング」思い出す。入ったことないインド料理屋でカレー。外国の空気。カレーで血糖値上がりすぎて眠くなり新宿で「テネット」、ついていけず爆音の中わけのわからないカオス、寝た。帰って相撲、正代、それと翔猿。

2020/9/26

​題材が悪かった。最初からやりなおしの原稿書き。昼は父と食事。近所のカレー屋、コチンニヴァ―ス。席があくまで待つ時間。父の雑なスクワットを見て不安になるが、アドバイスは聞き入られないので、あらかじめ消極的になる。午後は信越トレイルの写真編集。相撲。夜はケーズシネマで小田香「セノーテ」。終わって魚のようにクネクネしてチャリで夜の新宿。

2020/9/25

 

​雨やまない。原稿書けない。手も足も出ない、ビールのみながら相撲ながめて、寝てしまう。

2020/9/24

 

信越トレイルの歩き取材5日間、終了。収穫したての新米買ってきた。やることたくさんたまってる。西新宿のケヤキ、スタバのガラス越しに眺めている。台風が予想よりだいぶ東にそれてるみたい。涼しくなった。

2020/9/16

ドトールでレタスドッグ。小田香の映画反芻。朝からロケハン。車でまわる。ナビが下手すぎて迷惑かける。担当さんととんかつ食う。彼はごはんをおかわりするが、自分はとても無理。それからリハビリ。待合で相撲みてて、やっと呼ばれた。ヨドバシ買い物。信越トレイル撮影準備。秋雨前線にぶち当たる、まただいぶ降られる予報。

 

 

2020/9/15

小田香特集K"sシネマ、今日は入れた。「ノイズが言うには」と「あの優しさへ」の二本立て。とても新鮮。カメラが、映画が現実に介入する。松江哲明思い出す。映画を撮ること。撮ることと編集すること、が彼女の思考を駆動していく。考えること。考えると言葉が整理されていく、整理されると言葉は力強くて映像と重なり合って、きもちよくなる。考えることの、つくることの快感。途中から自分のことばかり考えるからスクリーンに集中できなかった。午後は撮影仕事。カッチーの関西弁と顔が離れない。

2020/9/14

小田香特集K"sシネマ、満員で入れず。明日もチャレンジする。「道草」読書。チャリの半袖の前腕が涼しい。涼しくなったね、というメールもらう。三鷹、ハイカーズデポ。土屋さんにTシャツ良かったと励まされてありがたい。とうとう新しいザック買う。ヘソクリで払う。在庫が残っていた鮮烈な青のザック。青の啓示とみる。最近はグレーや黒ばかり売れるというから、ちょうどよかった。整形外科、診察、リハビリ。人があふれている。いつまでたっても呼ばれない。

 

 

2020/9/13

昨日めずらしくちゃんと仕事したので、銭湯にいく口実が明確。仕事編集。なぜか漱石「道草」読みはじめる。読んだその場から忘れる、ざるのように文章が流れていく。ただ文章の中を通過したいだけかも。大相撲観戦。うどんを食ってお茶をいれる休日。

2020/9/12

昨夜みた「呪怨」のトーク、メモ。人間に向けて映画を作るな、人間は普段人間であること忘れている、ホラーは人間が都合よく遺棄してきたもの、その蓋を開ける。ゆえに批評的である。
爪を切って、久しぶりに時間の長い撮影仕事、仕事すると固まっていた筋肉が動きはじめた。膝の痛みも忘れた。帰って黒沢清「クリーピー」再見。日野一家失踪事件のロケ地をネットで調べて特定。グーグルマップの航空写真、まったく同じ屋根の形状に胸が騒ぐ。風呂でシンデレラ・リバティ熱唱。

2020/9/10

リハビリ。膝がポキポキいう。簡単にはよくならない。図書館で読書。髪切る。サルスベリの花も薄くなってきた。母の写真に合掌、いろいろ報告。まもなく秋になって冬になると年があけたらまた春になるのか。

2020/9/8

整形外科で膝のリハビリ。半月板を痛めている。アザブでスキャン作業。仕事の連絡増えてきた。部屋を掃除してまとめて洗濯。味噌汁つくる。なにもかもリセット。髪切りたい。ピアス穴開けたい。タトゥー入れたい。新しい生活。

2020/9/6

展示の搬入と初日のトークイベントのために仙台名取へ。世の中の流れに、岩陰に隠れ場所をみつけてそこからやり過ごすみたいな。そんな時間ができただろうか。イベントに参加してくださった皆さん、素晴らしい瞬間でした。ありがとうございました。

 

 

2020/9/2

展示搬入2日前。展示の看板まで自分で作る。あーだこーだしてまあこれでいいかも。テキスト考えてまたボツにする。プリント佳境。往生際悪いいろいろ。DVDで届いた「台湾ニューシネマ時代」。観てると胸が熱くなって先に進めない。

2020/9/1

後藤くんがとうとう本を書いて出版する夢を見た。タイトルは「パンゲア」。壮大さに畏れ入ったが、夢だった。胃薬飲む。体調悪いが、さすがに展示の追い込み。ヨドバシに追加で紙買いに行ったり。夕方にようやく調子でてきてプリント作業。これでほぼ出揃ったぽい。

​TRAILSの連載、更新されました。
https://thetrailsmag.com/archives/36857

 

2020/8/31

8月最後。新宿中央公園スタバ。2階でヨガしてる人々。自分はヨガをしないで不健康さをキープ。午後はアザブでハッセルの人たち来てスキャナ検証。ところが先週まで動かなかったスキャナが、今日は何事もなかったかのように快調に動く。なすすべなく皆で沈黙。夜はなぜかリンチのイレイザーヘッドみる。深夜に髭を剃り、薬箱を整理。

2020/8/30

​胃薬飲む。こないだのやまちゃんとの話を反芻。もうコロナ前のような仕方のカメラマンには戻らないだろう。休みすぎて、忘れてしまった。世の中はいつまでも同じじゃないし後戻りもできない。何の理由もなく、突然壊れて突然終わる。それが普通。

 

2020/8/29

チャリすごい暑さ。アザブで展示のトークで配る冊子印刷。しかし、誰が来るのか。来ないだろ。しげさんと雑談それから、焼き鳥屋に流れる。しげさんは聞き上手だから、調子にのってべらべら喋った。参勤交代とVRについて。六本木、夕景マンション。

 

 

2020/8/28

スキャナ、代替え機もおかしくなって事態はさらに混沌を極める。ということでチャリで池袋。アガイでスキャン作業。帰って兄事務所で中標津写真集の連絡、送信。兄はiPadProをもっていて新しいタッチペンもあるから借りに行ったらタッチペンをどこを探してもみつからない。iPadProは全然稼働しておらず、ホコリをかぶって電源すらはいっていない。使わないなら俺のiPadと交換してくれと言ったら嫌だといわれた。釈然としない。
安倍首相辞任会見。相変わらずこの人は何をしゃべっているのか全く話が頭に入らないので、ただ画面を眺めているだけになる。

 

2020/8/27

​暗室機材を預けているやまちゃんの暗室で数枚プリント。なぜかやまちゃんの彼女の実家の3階にその暗室はある。やまちゃんの彼女のお母さんにご挨拶。驚いたことは、プリントするネガを家に忘れてきたこと。やまちゃんと車でとりにいく。久しぶりの暗室作業。やはり銀塩の印画紙は特別と再認識。終わらせて西新宿ロイホ、茂木さんと中標津写真集打ち合わせ。流れで山珍居へ。自分には展示や写真集といった大きな形への欲望や執着がない、ないというか薄い。茂木さんはそれが不思議。欲がないと思われがちだけどそうではない。欲の重心を分散させている。いつかそうなるかもしれない。その時でいい、などと取り繕っている中にけっこうな欲が隠れている。そうして先延ばしが、実現せぬまま死んでしまって構わないという投げやりも見せかけなのか、自分にもわからない。

 

2020/8/23

​午前は引き続き展示プリント作業。プリンターからいいのが一枚でてきた。そのプリントをじっとみる。展示の案内をメールで送信。こういう作業がすさまじく苦手。夕方、若い建築家と両国の現場で打ち合わせ。国技館のすぐそばで驚いた。TOKYO2020をみこして巨大なホテルが国技館の正面と、裏にはアパホテルができている。そして人がいない。旧安田庭園で散歩して、裏路地の中華へ流れる。手持ち、フィルムで建築撮る。どうなるかなあ。

2020/8/22

​午前中は展示の準備。だいじなところが進んだ感。午後はのんびり。カレーつくる。普通のカレー。メルヴィル「白鯨」読書。ジャック・ロンドンから流れができてとうとうこの小説にたどりついた。上巻の半分くらいで、やっと船が出発。やっぱり怖がらずに長い小説読まないとだめだと実感。とんでもなく面白い。

2020/8/21

疲れ切って起き上がれない。

 

2020/8/20

アザブに住んでいた茂木さんとヴェルナーさん夫婦が淡路島に引っ越すので手伝い。深夜。トラック。ノマド村に4日間滞在。垂水の親戚のところにも顔をだして帰ってきた。夏休みの絵日記みたいな日々。ずっとおなじように晴れた。水田の緑と青い空。夾竹桃の花。しげさんと海に浮かんで、魚追いかけた。帰って疲れて起き上がれない。

2020/8/14

 

informationにみちのく潮風トレイルの展示案内を掲載しました。暑い静かな夏、クーラーの部屋でこつこつプリントしてます。

ギャラリーで展示して、雑誌や広告で活躍する写真家という王道のイメージもいまでは解体されて一部の限られた人たちの閉じた文化圏におさまってしまったように見える。コロナもあって、カメラマンという職業もどうなることやら。瓦礫の山のどこを通るかの道はなくて、野良犬みたいにふらふらと向きを定めずに歩けるか。そんなことを考えつつ、みちのくの活動はそのはじまりです。

2020/8/13

 

クーラーの部屋からでてなぜかお台場。自由の女神像をすぎて夕立。雨宿りでビール。カメラおじさんが雇ったモデルにポーズをとらせて撮る風景。ださいカップル。それから西日がさしてきて、丹下健三のフジテレビの大階段をゆっくり登っていく。誰もいない。お台場というディストピアの象徴。廃墟になるのをあらかじめ待っているように見える。

2020/8/12

ずっとクーラー。久しぶりに仕事の営業の人から連絡あって互いに生存確認。部署によっては給料でないまま休業させられたり、やめた人も多いらしい。さながら災害現場からの実況報告。
盆は帰らない。撮影仕事もない。人とも会わない。クーラーの部屋から、たまにチャリで中央公園いったり。映画の「パトレイバー2」みる。なるほど、ひきこもりが遠くから都市の虚妄を眺めて盆などに悦に入れるぴったりの映画。冷笑するおたくを量産してそうだと思いつつ、気づけば自分もその列に加わっているのだった。

2020/8/10

朝、伊集院のラジオで、24枚撮りの写ルンですもって旅行とかいって撮って、現像出したいけど4枚余ってるから、しょうがなく家の前で適当に撮影した写真、今になるとそこにも当時の家の様子が写っていて、写真を捨てることができない、という話。アザブは夏の作業場。世界堂で買った木パネを白く塗る。その横でシゲさんが小さいサボテンをジオラマのように鉢に配置していく。茂木さんは引っ越しの荷詰め。作業おわってみんなで十番繰り出してレモンサワー。

2020/8/9

TOKYO2020の閉会式の日。光る競技場に亡霊たちの歓声。ザハの後ろ姿。本屋にいくとさっそくコロナの人のいない東京を写した写真集がでていて、その隣には東京の廃墟のイラスト集

2020/8/7

朝からクーラー。早稲田松竹で「風の電話」みる。実はロードムービー。震災から8年、今は広島に住む、17歳になったハルが大槌の津波に流された自宅の跡地に辿り着く。悔しくて大きな声を出して叫ぶ。叫んでから、茫然と、しばらくふらふらして、地面にへたりこむ、それをゆっくり西島秀俊がかかえて起こすまでの長回し。むしろ叫んだあとの静かな間延びした時間の方にピークがある。風景をみれば2019年の早春。撮影のタイミングで三陸を歩いていたか、電話ボックスの外に吹く風の音がけっこう強いバランスで入っていて、ちょうどこの風を浴びていたような気になる。

2020/8/6

クーラーつけて、youtubeで南国の海の音を、部屋いっぱいに流す。原稿書けたっぽい。写真も選んだ。また中央公園のスタバへ。芝生で寝転がる。西新宿は中央公園の他にも三井ビルの三角広場やSOMPO美術館など、いろいろ新しくできたので歩く。都知事曰く今年は「特別な夏」。毎日東京を撮影散歩しようか。てはじめに、毎日CMがながれるのに誰もがスルーしている雰囲気がすごいTBSラジオの散歩アプリ「ミミタブ」入れてみた。

2020/08/5

​昨日みたゲンロンのデリダ回、気になったところをメモ。新宿中央公園の工事が終わって新しくなった公園内のスタバへ。スキャナ電話。蝉の声ききながら書き仕事、いい感じ。それからチャリで新宿パトロール撮影。リンガーハットハイボール。アスファルトの熱暑。冷やした桃。

2020/8/3

​西さんと軽井沢の小屋へ。車の中、西さんのコロナ禍中の活動をきく。こういう事態に面して、価値が転倒してしまうものとそうじゃないものがある。後者をそれであると判断して、日頃から粛々と進め続けることに変わりはない。一朝一夕で、いきなり始めてみてすぐにどうにかなるものではない。そういう当たり前すぎる正論を吐くと、車内に空しい風が吹いた。夜は焚火。美空ひばりのナット・キング・コールのカバーアルバムきく。翌朝は浅間山登山。花がよく咲いていた。ツリガネニンジンとウスユキソウが目立つ。たくさん虫に刺された。こういうときかゆくても決してかくな、といわれる。しかしかゆいと感じながら、かかないで耐えるということが、いくら年を重ねても全く理解できない。どうしてもかいてしまう。

2020/8/1

​とうとう晴れた。アザブ、しげさんとしゃがんでメダカ眺める。3匹いる。たがいに寄り添って、距離が離れすぎないように泳いでいるように見える。水面に口をパクパクさせる。展示の準備作業わいわい。タイトルいっしょに考えてもらってスッキリ。今日も大相撲すごい展開に驚き。

2020/7/31

​中目黒へ展示会に。作ってもらうTシャツの仕上がり、とてもいい感じ。ピザとビール、酔ったままニノと電車の中でローベルト・ヴァルザー朗読。ハイカーズデポで新しいシュラフ買う。モンベルのシュラフ10年使い続けた。急いで帰って大相撲観戦。照ノ富士と朝乃山の充実した右4つ対決。その後スキャナの件で連絡あり、うんざりする展開に耐えきれない。飲んで吸う。

2020/7/30

久しぶりにチャリでアザブへ。打ち合わせ。打ち合わせというのがどうも喋り方がおかしい、違う脳の使い方なのか、嘘ついてるみたいに喋る。相澤さんはすごいよく喋れて感心。赤羽橋の坂を少し上った丘に建つ小学校の脇、蝉の声をぬけて弁当買いに行く。帰ってたこ焼き。つげの旅ものひっぱりだしたり、なぜかローベルト・ヴァルザー再読。作品集4から中編「散歩」。ヴァルザーの声が、すぐ隣を歩いているように近い、毎度感動。さて、梅雨明けを迎える準備。

2020/07/29

youtubeで南国の海の音流してしのぐ時間。結局ディランの新譜、タワレコで買う。

「世界をどう見るかで、ぼくたちが何者であるかが決まる。祭りの遊園地から見れば、何もかもが楽しく見える。高い山に登れば、略奪と殺人が見える。真実と美は、それを見る者の目に宿る。ぼくはもうずっと前に答えを探すことをやめてしまった。」ディラン

2020/7/27

久しぶりグリーンビルのスタバで文章書き。客少ない。展示の準備あれこれ、タイトル考えるのが下手。シュラフとレインウェア洗濯。乾燥機にかけた後、シュラフのぬれてだまになった羽毛を延々ほぐす作業。きりがないのに執拗にいつまでも続けてしまう、雑草抜きと同じパターン。

2020/7/26

足の筋肉痛がかつてない立ち上がるのがやっと。今日は日曜日らしい。コーヒーいれて洗濯。ずっとスマホみてる。コンビニに小さいカマキリ。朝の雨から一転、青空と陽射し、梅雨前線のきまぐれに呆れる、暴力的な青空。銭湯。チーカマのビニールをかみ切る。「わたしがここにいるのは誰かの分別とやらに復讐するがためだけ」とディランが歌う。いろんなものを簡単に譲り渡してきた。復讐をはじめよう。

 

2020/7/25

山は3日間ひたすら雨に降られ続けて身体シワシワで餓鬼岳縦走、藪漕ぎだらけパックライナー水漏れしてシュラフが濡れて寝れないし、初心者みたい準備不足丸出しのぐちゃぐちゃ山行。荷物丸ごとシワシワで下りてきて、中房温泉で放心。松本で中林さんに車でひろってもらってなにか松本でおいしいものたべましょうかどこかいいとこありますか、とか話しながらも結局サイゼリヤに入るところがぼくらの中林さん。

2020/7/22

午前中父が部屋にやってきて、朝からひどいおしつけがましさで部屋をかきみだされるので、もうこれはだめだと思って出て行ってもらったのだが、その時点でもう手遅れであり、部屋の空気はおぞましい、取り返しのつかないことになっている。今日から山に行くのでバスの時刻に遅れないように準備しなきゃいけないのが父のことで怒りが延々ループしてきて離れない、バスの流れる景色眺めても消えない。

2020/7/20

カラオケにいる夢。もうあのタバコとエアコンが混じった匂いってなくなるのだろうか。起きてすぐ思いついたことメモ。アザブへチャリ暑い。みちのく展示打ち合わせ。きっとよくなる。その後茂木さんと中標津写真集編集作業あれこれ。秋からいろいろ忙しくなりそう。どうせコロナでズタズタな、どうにでもヤケクソな一年になれ。

2020/07/19

晴れた。日差し浴びる。あたらしいコーヒーミル、豆が砕かれていく音vs洗濯機の音で騒がしい、にラジオの声。うどん食う。銭湯と山の準備。夜は「生きられた家」読む。勉強。

2020/07/18

GO TO キャンペーンの混乱に振り回されて予定がまたキャンセルに。天気はあいかわらずだし、ネットからもつらいニュースが総出で攻めてきて動揺。ほんとに社会はクソで、クソな社会にへこむ。ベケットの演劇みたいな感じ、ほとんど絶望的な状況下の薄皮一枚残った希望のような仕方で、ディランの声がきこえてくる。

2020/07/16

コーヒーミルが壊れた。新しいの買う。去年の梅雨もひどかったが、今年も匹敵。予約していた「建築のことばを探す 多木浩二の建築写真」届く。解説文が今福龍太であることは注文した後に知った。そして「生きられた家」を読み返してみて動揺、またあの「呪怨」の家が。あれは「生きられた家」そのものだから。そして多木が伊東豊雄の「中野本町の家」の空間を「白い闇」と呼んだそれからも、あの白昼の恐怖がまた浮かびあがってくる。

2020/07/14

久しぶりにおさむくんと会って、金柑ギャラリー行ったら休日だった。お茶してから渋谷の恭司さんの展示。駅まで歩いて写真の話。90年代~2000年代前半までの写真の呪縛について。当然、そこを故郷としてとどまり続けるという人もいるだろうが自分はその外部を考えたい。野良犬として歴史の上をどう歩くかだ。おさむくんと別れて映画、ビー・ガン監督「凱里ブルース」。その後、山珍居でみんなで食事。

2020/07/13

アザブへ。またハッセルの人がきてスキャナ修理だす。代替え機でスキャン作業。恭司さんとメールでロスコについていくつか。みんなでいっしょにお昼食う。夜中に目が覚めてしまい、ホラー映画みる。深夜だから余計怖いかというとそうでもない。現代は昼の方が怖い。人々が普通に起きて活動している喧騒のそばに、孤独な空間は無数に散在している。その部屋は昼なのにぞっとするほど暗い。梅雨空に無表情なタワーマンション。都市、即ち廃墟。

2020/07/12

新しいパンツはいて気分よく、一日プリント作業。紙のクセがだんだんわかってくる。色被り除去したり、目が研ぎ澄まされていくと、神経質になりすぎる。「日本蒙昧前史」読了。ひどい世の中になった。ではかつてはどうか、遠近法で美化される声をきくが、やはりひどかった。今のひどさを準備した、そして順調に、今はもっとひどい。

2020/07/11

​餓鬼岳のテント場予約。パンツがくたくたになった。新宿へパンツ買いに。ハッピーソックスとユニクロへ。ユニクロのパンツ色がどれも暗い。つかささんがだいぶ前にパンツはかわいくないとダメ!といってたのが今になって効いてきた。帰って展示用プリント作業。2/3くらい終わり。

2020/07/10

毎日同じような天気で、外に出る仕事がない。白い空、鳥の声。九州は変わらず雨が続いているし、時間が進んでいない。photoに新しい写真をアップ。台湾と韓国の写真が中心。香港が大変なことになって、台湾もこれからどうなるかわからない。中国はすごい洪水、 サバクトビバッタがインドから入り込んだ。韓国はセクハラ疑惑で、ソウルの市長が自殺。

2020/07/9

昼も夜も関係ない、怖くなるくらいよく寝る。夢を見ないから、ただ目をつぶって暗いだけ。寝すぎると視力が落ちる。壊れたスキャナの件で水野さんとやりとり。電話を切った後で、ハッセル側の提案のあまりのひどさに愕然とする。せいじと怒りを共有。磯崎憲一郎「日本蒙昧前史」読む。なんておもしろいんだ。間違えて2冊買った。

2020/07/8

老後という時間をなめてはいけない。仕事がなくなり、連れ合いにも先立たれ、寂しさもありながら、ようやく誰にも制約されない自由な環境は、半ば望んでいたことでもあった。一人で生きていくことにはある程度の自信もあり充実とまではいかないまでも、地味に日々の時間をこなしていくことくらい訳がないと思っていたところが、最近特に、あまりにも時間が遅い、前に進んでいかない。それでいていつも気づけば夕方になっていて短い食事をすませれば、あとは寝ること以外することがない。そのうちにいろんなことが億劫になり、何もしていないのに疲れている。テレビの音はただ宙に消えていくばかりでも、消してしまうと静寂に耐えられない。あれだけ強い憤りを感じていた政権批判の気持ちは、いったいなんだったのだろうか。

2020/07/7

​飲みすぎた翌日は胃薬を飲んで、お粥食う。鳥の声ながす、今日のは別の選んだらウグイスがよく鳴いた。午後、父親が部屋に訪ねてきた。少し声が弱く、表情が薄い。ふらつきがあるらしい、自律神経の問題とも。本を読みたくても眠くなってしまう、椅子が低すぎるのかもしれない。部屋も一人で住むには広すぎて持て余している。自らの生活のスケールに対して環境を調整することが建築家の仕事ではないのか。さっき兄に会ってきたという、調子はどうかときけば、よくないと返ってきた。

2020/07/6

都知事選の翌日、雨が朝から強い。また九州が大変なことになっている。新宿でせいじに木村さんと車でひろってもらう。恭司さんの展示みに山梨のギャラリートラックスへ。ひとりできている女性に声をかけて、いっしょに滝を見にいった。濁流の脇を歩いていく上柿さんの白い服が泥で汚れないかひやひやした。雨は降り続けて、いったんやむと低い雲が動いて、車が山を抜ける頃にはまたよく降った。夜までずっと、音楽と写真の話。

2020/07/5

朝起きてNETFLIX「呪怨」、ふたまわりめ。80年代の後半から物語は始まる。郊外化、核家族化によって、仕事や世間、上の世代とも切り離されて孤立した住環境で事件は起こる。ひとつの一軒家がドラマの舞台になる。だからこれは都市と建築をめぐる物語だ。半開きのドア、ゆれるカーテン、壁に固定された鏡。まどから這入りこむ光。鳴り響く固定電話の呼び出し音で、ゆっくりと植物が目を覚ます。住宅の、不在の気配=霊、は夜よりも昼間により濃密になるかのようだ。学生の頃、郊外に生まれて育ったその周囲を撮影しながら、夜よりも昼間の方が怖いと感じていた。親は仕事やパートへ、子供は学校へ。郊外の住宅地は昼間に静まり返る。配送屋のトラックだけが過ぎる。住宅の窓が半分開いて、白いカーテンが揺れているのが見える。

 

2020/07/4

NETFLIXに三度戻って「呪怨」を観る。夕方になってどうしてもピザが食いたくなり、近くの店に行った。白ワインとマルゲリータを食べながら、なぜかわからないが思い出した。大学時代よく公園で同級生と草サッカーをした。自分は中学高校とサッカー部の経験者として、経験のない人と混じって参加した。中には高校で全国大会に出場した経歴を持つ人もたまに参加していた。彼は決して全力を出さなかった。プロのボクサーが素人を殴ってはいけないという風に、力を抑えて、決して主役にならぬように配慮、少ないタッチで他者にボールを譲っていた。中途半端な経験をもつ自分はいつも全力で素人に対した。汗をかいてボールを奪い、余裕なく最短でゴールを狙いにいった。ゴールを決めて気持ち良くなった。彼と自分とは違う。今でもそんな性向が抜けていないのではないか。

2020/07/3

みちのくの写真プリント作業ずっと。でもコロナの状況次第ではまた延期するかもしれないと半分は思っている。千葉雅也が書いていた鳥の鳴き声の動画、を再生。バーチャルな鳥の声に、現実のカラスが応答する。猫が窓の外を横切る。夜は茂木さん親子と麻布十番の「グレイス」で参鶏湯食う。チャミスルが一本2000円。持続化給付金、もう入ってた。

2020/06/30

ゲンロンの飯沢耕太郎と大山顕の対談途中までみた。飯沢耕太郎にはあきれてしまった。いや、飯沢さん個人の問題ではないか。こんな素朴なおじさんが時代を牽引してしまうという、それが90年代以降の写真をとりまく状況だった、唖然。アザブで作業。スキャナ壊れた。長谷川さんにいろいろ質問して仕事の時間奪う。帰って「夏の娘たち~ひめごと~」みる。

2020/06/29

​みちのく展示用写真プリント、良い感じ。髪切りに行く。髪の色かえた。それから渋谷で映画「はちどり」みる。好きな映画かといえばそうではない、けど良かった。監督は同い年、誕生日は自分と一日違い。映画の設定は1994年、Jリーグ開幕の翌年、W杯アメリカ大会、バッジオがPKはずして、金日成が死んで、ソウル聖水大橋が崩落した。ユニの母親役は「息もできない」の主人公の姉役だった人、あと塾の先生はホン・サンス「それから」の不倫の女役だった人。塾には生徒が二人だけ。黒板に対面しないで、黒板に対して左向きに、二人が縦に並んでテーブルに座る。二人の向かい、窓の下にはサボテンの鉢が置いてある。小さな部屋の親密な位置関係。映画館でたら光がきれいで歩く。いい写真撮れた。きれいなアカメガシワみつけた。

2020/06/28

午前中に事務作業乱れ打ち。定額給付金と持続化給付金を両方申請。こんなのでお金もらえるのでいいのか。通販でたくさん注文。雨がやんだ。シベリアは38度。北極域の永久凍土が溶けると、そこから古いものがたくさん出てきて、太古のウィルスも放出されているらしい。3万年とか4万年前分くらいでてくる。午後も頭が事務作業モードが抜けない。残っていたジェノベーゼソースでパスタ。アスパラ入り。

 

2020/06/27

最近出た、ピチカートワンのライブアルバム「前夜」聴く。CDが欲しくなって注文。耳慣れない小西さんの声。ピチカートファイブは当時は大人の音楽すぎてわからなかった。ソロ活動になってからはやたら追いかけて聴く。どこかが欠けていて。欠けていることが条件となって成立している音楽。それが都会か。音は空間を埋めない、寒々しい。雪が降って、部屋の中は暖かい。気密性の高すぎる、ビジネスホテルの部屋。窓の外の景色。未完成な感じ。曲は不安定なコードで、切れるように終わる。写真みたいだなと思う。

2020/06/26

暑いなかチャリで久しぶりにアザブをいったりきたり、財布忘れて取り返ったり。Tシャツにしてもらう写真選びの打ち合わせ。エレベーターミュージック、もしくはチェーンのカフェの壁にかかっている風景に同化した絵画みたいな、匿名的でもの哀しい写真が選ばれた。できるのはまだだいぶ先。夕焼けがよく焼けている。帰りにひさしぶりにレモンサワーと五目海鮮焼きそばを食べに行く。店内は金曜日で人多い。みんな賑やかにしゃべっているが、ふいに自分はここにいる人たち誰とも話が合わないはずだ、という暗い確信におそわれる。店員が「右側から失礼します!」と大声で五目海鮮焼きそばを運んできた。右側と言わなくても声の向きでわかると思うがそれが丁寧な接客だと思ってるのだろうか。悲しい。

2020/06/26

​ミステリマガジンの荒俣宏の連載に自分が和歌浦を撮った写真が使われる、という時空の歪みが起きた。福澤諭吉の評伝小説で今回は和歌浦が舞台になるという。和歌浦は和歌山のすぐ南にある海辺の景勝地。海の上に小さな島が浮かぶ。そこに石橋が渡してある。島にはあしべ屋という元は旅館だった建物が今も保存されていて、そこには数々の文人が泊まった記録が残っている。鶴が飛んできて歌にも詠まれた。そこの文化事業に自分も撮影で数年関わってきた。荒俣さんだから、小説にはよく知った和歌浦の風景が「神の島」とか「異界」とかいった言葉で描写される。南方熊楠もここに研究で通った。荒俣さんも熊楠の足跡を追ってここに辿り着いたという。そんな時間の網目の中で一瞬、袖がふれたわけだった。

2020/06/25

久しぶりの人から連絡がいくつか。フリーの人で、コロナ期で自分を振り返っている。そんなに仕事ばかりしてもしょうがないと気づいたという。蒲原有明「夢は呼び交わす」読む。ひとりで静かな時間を過ごせば、おのずと複数の声が自分のなかからおこってきて、それらが呼び交わしはじめる。長いこと忘れていた声を、あるいは気づいていても、耳を貸さないようにしていた声、をきく。

2020/06/24

禁酒、静養の日々。7月の予定いくつか。仕事ないから楽しいことしかない。めんたいこ、お茶漬け、細い海苔。若い友人に贈るプレゼント悩む。

2020/06/23

​うまく食べれないので東北切り上げて帰ってきた。お粥つくってしのぐ日々。胃カメラでみてもらうも特にはっきりと炎症があるわけではない。麻酔最高。ふらふらして気持ちいい。すると今日はうどんが食えた。徐々によくなっているか。夕方西さん来た。西さんはイベント系のカメラマンだから見通しがたたない。第2波は想定しておいたほうがいい。その時は給付金は期待できないかもしれない。何か別のことを考える必要がある。自分もいっしょに考えてみる。しかし妙案は何も浮かばず。駐車場の料金を気にして、早めに帰っていった。

 

2020/06/19

​しばらく東北へ。腰の痛みはひいた。栗の花が満開。車の窓をあけて匂いを吸い込む。このいやらしい匂いが梅雨どきのむっとした空気にぴったりだといつも思う。展示の打ち合わせ。あっさり方針きまり。それから久しぶりに歩こうと名取を出発したはいいけど調子良くない。食べ物を噛んで飲み込む、飲み込むことはできて、その少し先で詰まる感じがする。水で流そうとすると余計に詰まって行き場をなくすから上に出てこようとする。少しだけ吐いて、待つしかない。だから集中してよくかんで慎重に飲み込まなくてはならない。そうするとパンひとつ食うのにだいたい15分くらいかかった。

 

2020/06/16

​撮影で静岡へ。晴れてるが富士山は霞の向こう。富士吉田の煙突は製紙工場。静岡人のソウルフードらしい"さわやか"のハンバーグ。焼津のとんでもない干物の撮影。焼いた干物もいただく。重い荷物のせいか、どうもおかしい、腰を痛めた。終わりまで痛くないふり。帰りは深夜のコピペした、CGみたいにトラックが列をなして過ぎる、東名ナイトクルージング。

 

2020/06/15

​わけあって井上陽水の、特に70年代の曲の歌詞にざざっと目を通す。曲も聴いてみる。はじめて出会う曲。ロイホで買ったホットケーキミックスでホットケーキ作る。ソーセージを焼いて、サラダも添えたワンプレート。雑事いろいろすませて、近所のサボテンの写真を撮る。暑いし電車でアザブへ。少し芝公園散歩。巨大なタブノキ見上げる。長谷川さんにいろいろ教えてもらって、この週末、東北を歩く計画。

2020/06/14

小雨の中、東京都写真美術館へ。ファッション写真の展示。内容のボリュームのなさに驚く。森山大道はみるのやめた。それより写真美術館の裏側、駅と反対側のエリアが前から好きで、いつも歩く。特に今日は雨に濡れて、人がいなくて、たまに車が通る。大きな茶色いマンション。赤い花びらがたくさん落ちたりしていた。

2020/06/12

強い雨で窓を閉め切り、昼に家でラーメン食べたら3時間も昼寝した。昨日夜におぼろげに思いついた、花の写真と自転車の写真を組んでphotoにアップ。夜はゲンロンの隈研吾の鼎談みる。所沢の角川武蔵野ミュージアム、今度行ってみよう。隈研吾は獣医をめざしていた、猫が好き。神楽坂の猫にGPSをつけてその足跡を追う。あと大倉山出身だそう。ついこないだ仕事でいったばかり。暑い日で、急な坂を登り、山の斜面から一面に広がる静かな住宅地を眺めた。どの家も主張はしない、優しすぎる色。

2020/06/11

暑くて裸。仕事の連絡増えてきた。コロナ期に普段よりはいろんな音楽聴いたせいで、iTunesのプレイリスト(Chill Mixしかきかない)の自動選曲脳が、成長、洗練されてきたらしく、いい曲多い。Oriorというのと、brooks and o'haganに反応してみた。後者はGhost Boxレーベル。いまGhost Boxにはポール・ウェラーがいるらしい。

2020/06/10

JMT2014の写真アップ。あらたに今年フィルムスキャンしたリミックス版。自分でも見たことなかった写真が掘り出された。スライドで30枚くらい。それから恭司さんワークショップの展示に参加したときの写真もアップ。自分でも謎のセレクトだけど意外によくできていて、もっと写真足そうと思ったけどやってみたら難しかった。

ジャック・ロンドンの評伝「馬に乗った水夫」読む。「北国の帝王」の、車掌のシャックがロープに杭をしばって車両の底面攻撃するやつ、本にでてきて興奮!大叔父の翻訳を読むのはじめて。

2020/06/9

Webを移転しました。まだ建設中ですが見切り発車、すこしずつアップデートしていきます。日記も続ける予定です。これまで無理にDream WeaverでつくってきたのをWixというWebサービスに移行。作るの簡単だし、更新のしやすさ、モバイル対応、いろんなアプリの実装などなど、だいぶ環境がよくなる。ほんとは経費も節約できると思ったけど、Wixの写真表示アプリが中途半端すぎてクソで後悔しかけて、それからいろいろ試してみると、結局有料のアプリを使わざるをえないことがわかり、そんなに節約にはならなかった。このコロナでSNSが雑音すぎて余計に苦手になり、Twitter以外は開くこともしなくなった。とはいえフリーで働くから微弱発信は必要、としたらWEB上で自分だけの、誰にも邪魔されない場所を確保して、後衛に退きながらも弾を撃ちつつ、どうしたらうまく引き籠れるか、ということを考える。

トップは韓国で撮った写真。白いバンみたいな車に小さく貼られていた。控えめな闘争の姿勢として。